現在放送中のTVアニメ『ドキドキ! プリキュア』からシリーズ初となるキャラクター・アルバム「『ドキドキ! プリキュア』キャラクター・アルバム ~SONGBIRD~」が2013年5月29日にリリースされる。

宮本佳那子が演じるキュアソードのキャラクター・アルバム「~SONGBIRD~」は5/29の発売予定

本作は、今回のシリーズで重要な役割を担う「キュアソード/剣崎真琴(CV:宮本佳那子)」の単独アルバムで、番組挿入歌を含め、スーパーアイドルに相応しいPOPでキャッチーな楽曲が目白押しの1枚となっている。

そこで今回は、2007年に『Yes! プリキュア5』のEDテーマでデビューし、プリキュア関連のさまざまな楽曲に歌手として参加。最近では『エウレカセブンAO』のアラタ・ナル役や、『まんがーる!』の佐々山はな役など、声優としても幅広く活躍する、キュアソード/剣崎真琴役の宮本佳那子が語ったアルバムの魅力や6月9日に行われるワンマンライブへの意気込みなどを紹介しよう。

宮本佳那子が語る「『ドキドキ! プリキュア』キャラクター・アルバム ~SONGBIRD~」

――最初にアルバムが出る話を聞いたときはいかがでしたか?

宮本佳那子

宮本佳那子「私が演じている剣崎真琴ちゃんはアイドルとしても活動している子なので、歌が歌えてCDが出せたらいいなとは思っていたんですけど、まさかアルバムが出せるとは思っていなかったので、すごく驚きました」

――シングルぐらいはあるかなと?

宮本「私がEDを歌っていた『Yes! プリキュア5』のとき、(春日野)うららちゃんがシングルを出していたじゃないですか。だから、私も出せたらいいな、くらいには思っていました」

――『Yes! プリキュア5』のEDテーマでデビューした宮本さんが、今度は声優として参加しているわけですが感想はいかがですか?

宮本「『Yes! プリキュア5』のときにブースの後ろから見学させてもらったことがあったんです。声でキャラクターに命が吹き込まれていく様子、すごく感動したんです。今回、まさかガラスの向こう側にいって、自分がプリキュアとしてお芝居をすることになるなんて思ってもみなかったです」

――実際に演じてみていかがですか?

宮本「これまで、ショーやイベントでプリキュアを応援する子どもたちの姿をずっと見てきたので、すごくプレッシャーも大きかったのです。最初はなかなか実感がわかなかったんですが、アフレコを重ねていくうちにすんなり『私はプリキュアなんだ』って受け入れられるようになりました。私が演じている剣崎真琴ちゃんは、ジコチューという自己中心的な気持ちを持った勢力に王国を滅ぼされてしまった女の子。今は地球にいて王国を元に戻すために戦っています。責任感の強い子ですが、14歳の少女らしい一面も持っています。とにかく今は、プリキュアを演じるのはもちろんですが、剣崎真琴というひとりの女の子を一生懸命に演じてあげたいなと思いながら頑張っています」

――さて、そんな剣崎真琴/キュアソードのキャラクターアルバムですが、内容はどのような感じになりますか?

宮本「番組では詳しく描かれていない部分、真琴の心の中の想いやふだん感じていることなどをうたっている歌がたくさんあるんです。内容はすごく幅広くなっていて、キュアソードが歌っているようなかっこいい曲もあれば、まこぴーがアイドルとしてステージで歌っているみたいなかわいい曲もあります。真琴は、一緒に逃げてきて、はぐれてしまった王女様に見つけてもらうために歌を歌っているのですが、そんな真琴に寄り添った曲もあります。その一曲一曲が真琴自身を深めて伝えられてるアルバムになってるんじゃないかなと思います」

――その中で、宮本さん自身は歌いやすいのはどのパターンですか?

宮本「私は今まで明るくて楽しい曲を多く歌っていたので、明るい曲のほうが歌いやすかったですね。逆にあまり歌ったことのないバラードや戦っている感じの勇ましい曲は難しかったです。こんなに幅広くいろんな歌を歌わせていただくのも初めてだったので、自分自身にも新たな発見があって面白かったです。全体的にアーティストっぽい感じの曲が多いので、そこもすごく新鮮です」

――宮本さん自身のいろいろな面も見られるわけですね

宮本「バラードがすごくいい曲なので、これからもライブなどに向けて歌い込んでいきたいと思っています。もちろん、今回のアルバムではどの曲にも自分の持てる力すべてを出し切っているのですが、これまであまり歌ってこなかったジャンルの曲は、さらに歌い込んで極めていきたいです」