ソフトバンクは4月30日、ロイヤルパークホテルにて2103年3月期決算発表会を開催、ソフトバンクグループの連結決算概要及び事業概要について説明した。年間1,000億円規模の赤字を4年続けて出してきた"冬の時代"を振り返りつつ、「Spring has come」と含みを持たせながら、今期、国内営業利益で1兆円に届くとの見通しを孫正義代表が示した。

ソフトバンク2013年3月期決算説明会

挨拶する孫正義氏

まず孫氏は、2006年にボーダフォン日本法人を買収したところから触れた。2005年当時、「ボーダフォンはNTTドコモとの比較ですべてにおいて負けていた」と、まさにボーダフォンは右肩下がりでどん底であったと孫氏。そんな状態であったボーダフォンを買収した時から、決意していたことがあったという。「10年以内にドコモを超えるぞ」、「やるんだ」と積年の想い、決意を持って公言してきた孫氏。しかし、当時のソフトバンクは草刈り場というのがもっぱらの見方。かなり無理をして公言していたと認めつつも、その無理をして放った言葉が現実味を帯びてきた。

2006年にボーダフォン日本法人買収

ボーダフォンは自他共に認めるほど負けていた

言葉はいらない

10年以内にドコモを超える。ただその一心で邁進してきたと孫氏