【レビュー】

世界最長、13時間駆動のUltrabookを徹底検証!! 東芝「dynabook V632/26HS」

1 SSDのレスポンスは抜群

 
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東芝製「dynabook V632/26HS」(以降V632/26HS)は、Ultrabookらしく薄型化&軽量化しつつ、バッテリ駆動時間をJEITA測定で13時間にまで高めた製品だ。

薄型軽量化とバッテリ持続時間は相反する関係にあるが、13型クラスのUltrabookで13時間というのは世界最長(2013年3月13日現在、同社調べ)。さらにカラー調整済み液晶や高品位サウンド、ダメ押しで12万円台という実売価格と魅力的なキーワードだらけの製品に仕上がっている。今回はそんなV632/26HSの魅力を、さまざまな方面から徹底的にチェックしてみたい。

Ultrabookでは最長の13時間時間駆動を実現した「dynabook V632/26HS」

■主な仕様   [製品名] dynabook V632/26HS   [CPU] Intel Core i5-3337U(1.8GHz)   [メモリ] 8GB   [ストレージ] 128GB SSD   [光学ドライブ] なし   [グラフィックス] Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)   [ディスプレイ] 13.3型ワイド(1,366×768ドット)   [OS] Windows 8 64bit   [店頭価格] 125,000円前後  

SSDのレスポンスは抜群

今回テストしたのは、Core i5-3337Uを搭載した店頭販売モデルだ。同社の直販サイトではCore i7-3537Uに256GBのSSDを搭載した特別モデル(V632/W2THS:直販価格138,800円、Microsoft Office Home and Business 2013非搭載)も選択できるが、それ以外の要素は共通となる。どちらのモデルでもメモリは8GB固定だが、これだけの容量があれば大抵の作業で困ることはないだろう。

最初にエクスペリエンス・インデックスによるシステム評価をチェックする。ストレージのスコアが最も高く、逆に弱点はGPUとCPUであることが確認できる。しかしUltrabookとしてはごく平均的な数値だ。

エクスペリエンス・インデックスの値。CPU/GPUに直結する部分のスコアが低い

では、総合ベンチマーク「PCMark7」ではどう評価されるだろうか? ということで全テストを実行してみた。

■PCMark7のテスト結果
PCMark Score 4666
Lightweight Score 5052
Prodictivity Score 3955
Entertainment 3232
Creativity Score 9360
Computation Score 14469
System storag score 5380
RAW system storage score 5181

CPUが非力な割には総合スコアは4600オーバーと、ノートPCにしては結構高めの評価が出ている。その理由はこのベンチではストレージ性能がスコアに強く影響するため。V632/26HSに搭載されているSSDは、かなりの性能のようだ。

そこで次は「CrystalDiskMark」でSSDの読み書き性能をチェックしてみる。テスト条件は1000MB×5回、ランダムデータを使用している。  

「CrystalDiskMark 3.0.2f」によるテスト結果。ライト性能は全体に控えめで、シーケンシャルリード性能が抜群に速い

「CrystalDiskInfo 5.5.0」によるSSDの情報表示。19nmプロセスのMLC NANDフラッシュメモリ搭載モデルのようだ

SSDが128GBなだけあって、ライト性能は全体に控えめだが、シーケンシャルリード性能は抜群に速い。今どき480MB/secのSSDは珍しくないが、CPUが非力だということを考えれば、十分評価すべき性能ではなかろうか。

先のエクスペリエンス・インデックスの評価でGPUが弱いと述べたが、では実際どの程度なのか? 今度は「3DMark」を使って検証してみる。ノートPC向けの「Cloud Gate」と、ゲーミングPC向けの「Fire Strike」の両方でテストした。

「3DMark」によるグラフィック性能評価。とりあえず3D描画ができるパワーだ

それぞれのテスト結果の詳細。ノートPC向けのCloud Gateでコマ送り状態となり、Fire Strikeだと毎秒1フレーム未満となる。2D系やブラウザゲーム向きのPCだ

1,280×720ドットでDirectX10相当の命令しか使わないCloud Gateでガクガクとした描画になったため、ゲームで遊ぶにしても軽めのタイトルを最低画質で動かすか、2D系またはブラウザゲーム程度にとどめておくべきだろう。これはこの製品の欠点というより、Intel HD Graphics 4000ゆえの限界である。

GPUがかなり弱くCPUはやや弱め。しかしSSDを搭載しているのでレスポンスは良好……ベンチマークで測れる性能は良くも悪くもUltrabookそのもの。ここだけを見れば凡庸な製品のように思える。だがV632/26HSの魅力は性能よりも、コンポーネントをまとめ上げる東芝の設計の上手さにあるのだ。

そこで次ページより、V632/26HSの性能以外の見どころを紹介していくことにしよう。

次のページ:美しく研ぎ澄まされたボディ

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インデックス

目次
(1) SSDのレスポンスは抜群
(2) 美しく研ぎ澄まされたボディ
(3) 内部構造もチェック
(4) REGZA職人も関わったこだわりの画質
(5) 13時間駆動は本物か?

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