【レポート】

ソフトバンク流ビッグデータの経営活用術とは? 孫社長がOracle CloudWorldで基調講演

1 ソフトバンク流ビッグデータの経営活用術とは?

  • <<
  • <

1/3

オラクルは4月9日、六本木ヒルズにて「Oracle CloudWorld 2013 - Tokyo」を開催した。イベントにはソフトバンクグループ代表の孫正義社長が登壇し、オラクルの提供するサービスを通じて得られた「ビッグデータ」の経営活用術を披露した。初めて公にした内容も含まれており、会場では参加者の驚きの声が聞かれた。

ビッグデータ活用術を披露するソフトバンクグループの孫正義代表

イベントの冒頭、オラクル・コーポレーションCEOのラリー・エリソン氏が登壇。ラリー氏は、オラクルの提供するテクノロジーが一般利用者および企業にもたらす利益について改めて説明した。続いてソフトバンクの孫社長が登壇。はじめの数分間、ラリー氏と対談を行った。ラリー氏と孫社長は旧知の仲とのこと。米アップル社の故スティーブ・ジョブス氏を孫正義氏に紹介したのも、このラリー氏なのだという。

オラクルのラリー氏(写真左)。ソフトバンクグループは、オラクル社の日本における最大の顧客だという。今回の基調講演も、ふたりの友情なしには実現しなかった

300年後の世界を想像する

孫社長は「30年先における企業のビジョンを明らかにするため、300年先の未来を想像するところから始めた」と前置きし、ソフトバンクグループの目指す今後の姿を語りだした。人間の脳は300億の細胞からできており、コンピュータのトランジスタ能力と比較することができる。孫社長の計算によれば、1チップに入るトランジスタの数が300億を超えるのは2018年前後になるという。「そして300年後には、1チップに1垓(1兆×1億)の3乗といった途方もない数のトランジスタが入る時代が来る」。その時代には、人間の脳細胞が得意にしていた考察、推論、発案、哲学的なことを考えるといったことが、コンピュータにもできるようになるとしている。

2018年、コンピュータは人間の脳を超える(写真左)。そして300年後には、途方もない数のトランジスタが1チップに搭載される時代が来る(写真右)

脳型コンピュータを搭載したコンパニオンが、人間と共存する世界が到来(写真左)。災害救助や介護、救急医療などにも利用される(写真右)

未来を見据えた後で、話は30年後の世界に戻る。孫社長はまず、現代について「情報のビッグバンが始まったところ」と評した。30年後には、iPhoneのようなモバイル端末にも現在の100万倍のトランジスタを搭載したCPUが積めるはずだという。メモリ容量も100万倍になり、通信速度は300万倍に到達すると見込む。

手のひらサイズの端末に、大容量のメモリが搭載される時代が来る

そして身の回りのあらゆる物がクラウドサービスと融合し、ライフログに記録される時代が来ると見ている。

次ページ: 膨大なビッグデータの中に眠る「宝」とは?

  • <<
  • <

1/3

インデックス

目次
(1) ソフトバンク流ビッグデータの経営活用術とは?
(2) 膨大なビッグデータの中に眠る「宝」とは?
(3) 3つのビッグデータ活用事例を紹介
関連キーワード

人気記事

一覧

新着記事