個人的に「これいいじゃん!」と感心した機能がある。それは、アカウントを切り替えて、複数人で一つの端末を使えるということ。

これの何がいいのかというと、家族で一つの端末を気軽に使えるのだ。

もちろん、iPadだってAndroidタブレットだって複数人で好きに使えばいいのだけど、「Surface RT」の場合は、そういった"従来のタブレットよりも仕事寄りの端末である"ということを忘れてはいけない。

何しろキーボードも(一応別売りだが大抵の人は買うだろう)あるし、USBメモリやmicroSDカードも使える。さらには「Office 2013 RT」の製品版がプリインストールされているときた。他のタブレットにはないこれらの機能は、「さぁ、仕事で使え」と言わんばかりのものなのだ。

じゃあ、「Surface RT」を自宅での仕事用に購入したとしよう。さらに、こいつを持って家族旅行に出かけたり帰省したりすることを想定する。

「Surface RT」で仕事をするのは、子どもが寝た後だ。そうすると、昼間はむしろ子どもたちに「Surface RT」を与えてゲームアプリで遊ばせておきたい。だが、目を離した好きに子どもが仕事用のファイルに勝手にアクセスしておかしなことにならないか心配――。

そんなとき、ユーザー切り替え機能があると、とても便利なのだ。

ユーザー切り替えは別に普通のノートPCでだってできるのだけど、そこで生きてくるのが「Surface RT」の軽さ、薄さ、そしてキーボードを裏側に折りたためることによる省スペース性である。また、タブレット故にバッテリーのもちもノートPCよりはるかに良いし(約8時間は使える)、子どもが喜びそうなゲームだって、いちいちフリーゲームを探すよりも、アプリで購入する方がわかりやすい。

「Surface RT」というと、とかくビジネス向けというイメージがあって、それはもちろん間違っていないのだけど、筆者としてはむしろもう一歩進んで、ビジネスとプライベートを1台で使い分けられるところに真価があるのではないかと思うのだ。 そのためにもやはりアプリのラインナップの拡充は急務なので、ぜひがんばってもらいたいところである。