果物や野菜から生絞りジュースを作ることができる、シャープのスロージューサー「ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CP10B」の新製品発表会が3月27日、開催された。

「ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CP10B」。カラーはレッドとホワイトの2色が用意される

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シャープ、固い食材からでも果汁を搾れる「ヘルシオ ジュースプレッソ」

高速遠心分離方式のジューサー(左)とジュースプレッソ(右)の比較。ジュースプレッソは時間が経っても分離しづらいという

同製品は、2012年6月に発売された「EJ-CP10A」の後継機種。スクリューが1分間に10,000回以上回転する"高速遠心分離方式"と呼ばれる一般的なジューサーで採用されている方式とは異なり、1分間に32回転の低速回転により、石臼のようにゆっくりと食材を圧搾し、果汁と繊維質に分離させる。

高速遠心分離方式のジューサーが不得意とするコーンや大豆といった粒状の食材や、大根やショウガなど固い食材も処理が可能で、ジュース以外にもスープやスイーツ、料理にまで活用できる。

パーツが3つあった旧機種(左)から新製品では一体化された

また、回転数が少なく、食材が空気に触れる機会を抑えられるため、栄養素の酸化を防ぎ、果汁に栄養素がより多く溶け出すこともメリットだ。日本食品分析センターが行った検査では、シャープがアジア市場で販売している高速遠心分離方式のジューサー「EJ-LP150」と比較すると、トマトジュースのペクチン(水溶性食物繊維)の残像量が約2倍、小松菜ジュースの葉酸(ビタミンB群の1つ)の残存量が約17%多いことが新たにわかったという。

前機種との違いは、"フィルター一体型スクリュー"を採用。従来は、フィルター、スクリュー、タンククリーナーと3つに分かれていたパーツを合体させ、組み立てと手入れが容易になり、使い勝手が向上した。また、振動する部品が少なくなったことから、動作音が71dbから63dbへと静音化した。

動画
ジュースプレッソの実演デモの様子(再生時間約20秒、ファイルサイズ7.24MB)

旧機種(左)に比べて少しスマートなデザインになった新機種(右)

本体サイズは幅15cm、奥行19.4cm、高さ43.5cmと前機種とほぼ同じ。しかし、スクリューの軸を直接回転させる「ダイレクトドライブ構造」を採用することで、底面積を抑え、真ん中部分を絞ったスリムなデザインとなり、見た目がスタイリッシュになった印象だ。また、本体重量も5.2kgから4.8kgへと400g軽量化している。

モーターは前機種同様、低消費電力が特徴のDCモーターを採用。定格消費電力は100Wと全機種の150Wから効率化が図られている。4人家族で1日2杯ずつ毎日180ccのリンゴジュースを飲んだ場合でも、1年間の電気代はわずか60円とのことだ。

その他付属品として、ジュースの出口から滴が垂れるのを防ぐ"ジュースキャップ"を新たに追加。絞ったジュースと絞りかすを受けるジュースカップが2個に増量した。消費者からの声を反映して改良が加えられた清掃用ブラシも付属する。

新たに装備されたシリコン製ジュースキャップ。搾汁後に排出口から液垂れするのを防ぐ

搾りかす側用にもジュースカップを追加。容量1.4L

清掃用ブラシ。ブラシ部分でフィルター部分をお手入れ。掃除しやすい角度に設計されている

ブラシの反対側は排出口のお手入れ用。詰まった搾りかすが掻き出しやすい角度になっている

使用後の状態。トップのフタを外し、フィルター一体型スクリューを取り外ずせばタンク部分のお手入れはそのまま水洗いするだけ

手入れがしやすいよう排出口のパッキンは開け閉めができるよう設計されている

発表会には、シャープ 健康・環境システム事業本部 調理システム事業部長の藤井正信氏が出席。「2012年度のジューサー市場規模は当社推定で約53万台。スロージューサー元年となった2012年度の推定市場規模は12万台。今後も堅調に推移し、2013年度は約15万台、2014年度は約18万台を見込んでいる」とし、新製品に対する期待の高さを語った。

スロージューサー市場の今後の成長への期待を語る、シャープ 健康・環境システム事業本部 調理システム事業部長の藤井正信氏

ゲストの立原瑞穂氏。オススメのジュースとして、ミニトマトとパプリカを使ったジュースを紹介し、実演も行った

また、ゲストとして登場した野菜ソムリエの立原瑞穂氏は「ジュースプレッソは色味や香りといった野菜や果物本来のおいしさを損なわず、より甘みが引き出されるなど、生ジュースをさらにおいしく飲むことができる」と本製品の魅力をコメント。

また、フィルター一体型スクリューが採用された新製品について「これまでの製品も手入れが楽だったが、さらに組み立ても簡単になり、使い勝手がよくなった。毎日続けて飲みたい人がほとんどだと思うので、出すのが億劫にならない手軽さがポイント」と評価した。

シャープは、今後もアカデミックデータに裏付けされたおいしく健康的な食生活を支援する「ヘルシオ」シリーズのラインナップの充実を図りたいとしている。

EJ-CP10Bの発売は4月22日の予定で、価格はオープン。メーカーによる推定市場価格は3万6,000円前後となっている。

ジュースプレッソで搾ったオレンジジュース。繊維と果汁がしっかり分離されたサラッとした飲みやすさは、まさに専用ジューサーならでは。バーミックスやミキサーとの違いは歴然

搾りかすを活かして作られたスイーツやお料理メニューの一例