iOS 6の「マップ」が変わった。クラウド上にある地図データが見直され、地名や駅名など問題箇所が大幅に減少したのだ。建物の3D描画などアプリ本体の機能というより、問題はデータの扱い方にあると推測されていたアプリなだけに、待望のアップデートといえる。

iOS 6.1.3では、主要な交差点の名前や、有料道路のインターチェンジ/ジャンクションの表示にも対応した。「江戸橋」や「宝町」といったインターチェンジは緑色で、「昭和島JCT」や「大橋JCT」などジャンクションは白で表示されるので、ひと目で見分けることができる。

しかし、ルート検索に使うには少々コツが必要だ。「マップ」のデータは完全ではないようで、目的地にしようとインターチェンジ名で検索すると、ヒットしないことが多い。せいぜい、地名が一致する近隣の施設がヒットする程度だ。地名や付近のランドマークで検索すれば足りる話だが、カーナビ代わりに使おうとするともどかしい思いをするかもしれない。

ただし、インターチェンジは高確率でヒットする。日本全国すべてのインターチェンジで試してはいないが、「神田橋JCT」や「浜崎橋JCT」、「竹橋JCT」など首都高の主要なジャンクションは問題なし。ルート検索のキーワードにジャンクションを指定する、という方法はアリだろう。

操作手順をカンタン解説

1 「大井南」で検索してみたが、肝心のインターチェンジではなく近隣の商業施設がヒットしただけだった

2 ジャンクションを「○○JCT」の形式で検索したところ、正確な位置がヒットした。これならルート検索に利用できそうだ

(提供:iPad iPhone Wire)