auが2月に投入した「INFOBAR A02」(HTC製)は、上質なデザインとUIで多くのファンを獲得してきたINFOBARの最新機種だ。本端末ではプロセッサに1.5GHzのクアッドコアCPUを採用し、ハイスペック化を実現。また「iida UI」も独自の進化を遂げ、総合的にデザイン力の高い端末に仕上がっている。マイナビニュースでは今回、流行に敏感な女子大生を招き、若い女性の視点でINFOBAR A02の印象を自由に語ってもらった。

座談会に参加してもらった大学生の3人。左から鈴木さん、佐藤さん、中村さん。3人ともにiPhoneユーザーとのこと

iida UIに驚きの声

座談会に参加してもらったのは、IT分野に興味があるという大学3年生の3人。INFOBAR A02を手渡すと、初めて体験するUIの動きに、みな一様に驚きの声をあげた。本端末のホーム画面はパネルを敷き詰めたようなデザインになっており、指でタッチするたびに各パネルが柔らかいゼリーのように自由に変形するのが特徴だ。「ぷにぷにと変形する様子が可愛いし、なんだか気持ちが良い。癖になる」と佐藤さん。

INFOBAR A02のiida UIの様子。指でタッチするたびに、各パネルが柔らかいゼリーのように変形する

サウンドデザインはコーネリアスの小山田圭吾氏が担当。ホーム画面のパネルを触ると、ガムランボールのような優しい音が再現されるようになっている。「いつもサイレントモードにしているので、スマートフォンの操作音を聞くことがない」と話す3人だったが、「聞いていて気持ち良い音」「つい聞きたくなる」「癒される」と素直な感想を口にしていた。

3人は初めてINFOBARに触れると、UIの動きと効果音に驚きの声をあげていた。この後、会議室はガムランボールのような心地良い響きで満たされることとなる

本端末では、好きなサイズに調整した写真やウィジェット類をホーム画面に貼ることができる。デザインを自由にカスタマイズできる点が、普段iPhoneを使っている3人の目には新鮮に映ったようだ。中村さんは、友人の電話番号やメールアドレスなどをひとまとめにできる「ともだちパネル」と、SNSのタイムラインをパネルに表示できる機能に注目。「Facebookを起動しなくても、いいね!が押せるのが便利。でもちょっと怖いよね、SNS中毒になっちゃうかも」と笑った。

パネルの大きさは自由に調節できる(写真左)。ともだちパネルでは、パネルから直接ダイヤル操作やメール送信が行える(写真右)。SNSのタイムラインもパネルから確認可能

「これまではTwitterやFacebookなど、それぞれのアプリを起動させてログインして、自分で情報を取ってくるのが普通だと思っていました。でもINFOBARでは、必要な情報だけをまとめて得られる。それが素晴らしい」と中村さん。同席したマイナビニュース編集部員が「INFOBAR A02のUIは、写真・音楽・SNSなど、今を取り巻く様々な情報を貼り付けて、ホーム画面を思いのままにデザインできるように設計されているんです」と説明すると、大きくうなずいていた。

広角カメラに興奮

本端末は、4.7インチCG-Silicon TFT液晶を搭載する。寸法・重量は、約70(W)×138(H)×9.7(D)mm・約147g。iPhone 5ユーザーの鈴木さんは「iPhoneだと片手でも操作できるけど、INFOBAR A02だとぎりぎりかも知れない。電車のつり革につかまりながら触っていると、落としちゃうかも」と話した。ただ、大きくて高画質なディスプレイは気に入った様子で「写真を見るときや、ニュースサイトを読むときに良いと思う」。中村さんも「画面が小さいと電子書籍は読む気になれないけれど、この大きさなら読んでみたいと思えるよね」と応じた。

「iPhoneよりも画面が大きいので文字が読みやすい」。3人は電子書籍が読み放題となる、auの電子書籍サービス「ブックパス」にも注目していた

INFOBAR A02では背面に約800万画素、前面に約210万画素のCMOSカメラを搭載する。F2.0の明るいレンズにより暗所での撮影に強いほか、広角レンズにより多人数での撮影も得意にしている。佐藤さんは「同じ距離から撮っても、撮れる範囲が全然違う。iPhoneだと2人しか写らない距離でもしっかり3人写る」と興奮気味。インカメラで記念撮影を行うと、3人で声を揃えて「えー、すごーい」と歓声をあげた。

iPhoneと画角の違いを比べる3人。カメラに関しては、写真加工が最初から利用できる点も好評だった

本端末のバッテリー容量は2,100mAh。この日の座談会では「iPhoneはすぐに電池がなくなってしまうので、画面を暗くして使っている。モバイルバッテリーを持っていくときもある」との声が聞かれたが、大容量バッテリーを搭載するINFOBAR A02なら、そのあたりの事情も変わってくるだろう。

レクチャーではセクションバーやデザインパネルの追加にも言及。5種類あるホーム画面のテーマについては「ピンク色のテーマも欲しかった」と女子らしい注文が出た

全員がiPhoneユーザーだったこともあり、iPhoneと比較した感想が多くなった今回の座談会。当初、「iPhoneを使っていると、ほかの端末に興味をもたなくなってしまう」との意見にみんなが頷いていたが、INFOBAR A02の世界観を体感した後は「これまでiPhoneに不満なんて感じたことなかったのに、なんだかiPhoneが物足りなくなってきちゃった」という意見で一致していた。数年前までAndroid端末を使っていたという鈴木さんは「AndroidはiPhoneより動きが遅いイメージがあったけど」と前置きした上で、ヌルヌルさくさく動く本端末で「イメージが180度くつがえった」と、満足げな表情で感想を漏らしていた。

携帯電話研究家の山根氏に「INFOBAR A02」について聞いてみた!!

今回、女子大生に若い女性の視点でINFOBAR A02について語ってもらった。プロの目線でみるとINFOBAR A02は、どうような評価なのだろうか? そこで、雑誌や書籍、Web媒体など幅広いメディアで活躍する携帯電話研究家の山根康宏氏にINFOBAR A02のデザインとUIについて聞いてみたので、ここまで紹介した座談会の様子とあわせて一読いただきたい。

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INFOBAR A02の大きな特徴は使いやすさと楽しさを両立させた「iida UI」。ホーム画面にタイル状に並ぶアイコンは見た目がかわいいだけではなく、タッチするとぷるるんと動く様はINFOBAR A02がまるで生きているかのような親しみを持って操作することができます。

写真や音楽、ウィジェットを自由に貼り付けてカスタマイズできるのも便利。シンプルな画面や華やかな画面など自分だけのオリジナル画面を作ることができます。そして女子大生の皆さんも感心していたSNSのタイムライン表示はいちいち複数のアプリを切り替える必要も無く、写真も自動表示されるので友達や家族の近況が常に気になる人には要注目の機能でしょう。もちろんメールや電話の発信もこのホーム画面から行えます。さらには瞬時に起動でき連写も簡単なカメラは一瞬の思い出のシーンを撮り逃すこともありません。四人撮影可能な広角のフロントカメラはSNSへの写真アップ用途にも有用です。

全体の操作はシンプルかつ楽しいのに、いつのまにか高度なことができてしまうのもINFOBAR A02の魅力なのです。スマートフォンは難しい、使いにくい、と考えていた人もINFOBAR A02を手にすればその意識は180度変わるでしょう。