通勤時間や休憩時間、待ち時間などのちょっとした間にiPhoneで情報収集をするというスタイルが一般的になってきた。そのための優れたアプリも次々と発表されており、忙しい現代人にとってiPhoneはもはやなくてはならない情報収集ツールとなっている。定番のアプリはすでにいくつも存在しているが、今回はここ数ヶ月の間にリリースされた最新の情報収集アプリを厳選してご紹介しよう。いずれも定番アプリに劣らぬきらりと光る個性を持った秀作ばかりである。
Gunosy
先にウェブ版が公開されて話題になったキュレーションサービス「Gunosy(グノシー)」がiPhoneアプリとなってリリースされた。GunosyにTwitterやFacebook、はてなブックマークなどのアカウントを紐付けておけば、ユーザーが興味を持ちそうなニュースをウェブからセレクトして毎日届けてくれるのだ。そのアルゴリズムは企業秘密のため謎に包まれているが、ユーザーに合わせて実に的確に記事を探してきてくれる。さらにGunosyはユーザーがどの記事を見ているかもチェックしており、アプリを使えば使うほど届けてくれる記事の精度が上がっていくという仕組みだ。
記事のタイトルをざっと眺めたら気になる記事をスワイプしてお気に入りに登録し、後からまとめて読むこともできる。アプリとしての作りはシンプルだが、それだけに迷うことなくすぐ使い始められるだろう。初回起動時のみ各ソーシャルメディアのアカウント認証に時間がかかるが、後はそのまま放置しておけば毎日プッシュ通知でニュースを届けてくれる。ポストに入っている朝刊を読むような気分で通勤時間などにチェックしてみてはいかがだろう。
NewsStorm
「NewsStorm」はネットのニュース記事をまとめ読みするためのアプリだ。はてなブックマーク、Naverまとめ、Togetterなどで人気の記事を見やすくまとめてくれるのがありがたい。ジャンルも細かく分かれており、中にはAppleに関する記事だけを集めた「林檎」といった個性的なカテゴリも存在する(これは製作者の趣味な気がする)。気に入った記事はTwitterやFacebookでシェアしたり、EvernoteやInstapaperといったアプリに記録することもできる。特に記事ページの下部にデンとたたずむ「そそり立つボタン」(すごいネーミングだ)によく使うSNSなどを割り当てておけば便利だろう。このアプリひとつで、ネットに散らばった話題の記事を網羅できる。忙しい朝の時間短縮にはもってこいだ。