説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりが正しく理解していないこともあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iTunesカードとApp Storeカードの違いは?」という質問に答えます。

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コンビニエンスストアや家電量販店へ行くと、「iTunes」と「App Store」という2種類のカードを見かけます。結論からいうと、この2種類のカードはまったく同じです。iTunesカードでアプリ購入代金を精算できますし、iTunes Storeで購入した音楽の支払いをApp Storeカードで済ませることもできます。どちらを選んでもプリペイドカードとしての機能に違いはないので、額面やデザインで決めてかまいません。

それにしても、なぜカードの名前を分けたのでしょうか? アップルからのコメントを待つまでもなく、答えはおそらく「消費者を迷わせないため」。「iTunesカード」ではアプリを購入できない? 逆に「App Storeカード」では音楽を購入できない? そう思う人がいても不思議ではありません。しかし、両方の名前のカードを店頭に並べておけば、アプリ購入が目的の人は「App Storeカード」を、音楽購入が目的の人は「iTunesカード」を選ぶことでしょう。

どちらのカードを購入しても、使い方は同じです。アプリの「iTunes」か「App Store」を起動し、トップ画面 -- iTunesならば「ミュージック」タブ、App Storeならば「おすすめ」タブを表示して、下方向へスクロールさせます。すると、どちらのアプリにも「iTunes Card/コードを使う」というボタンが現れるので、これをタップし、カード裏面にあるコード(硬貨で削ると現れる文字列)を入力してください。これで、iTunes Store/App Storeで使用するApple IDにカードの額面分の金額がチャージされ、アプリや音楽の支払いに充てることができます。

写真で解説

iTunesとApp Store、どちらのカードも同じApple IDにチャージされます。名前は違っても、使い方や価値はまったく同じです

カード裏面に書かれているコードは、アプリ「iTunes」か「App Store」を利用して登録します。どちらのアプリを使っても違いはありません