初のA85X搭載Mini-ITXマザー

ASRockの「FM2A85X-ITX」は、A85Xチップセットを搭載したMini-ITXマザーボード。Socket FM2向けのMini-ITXマザーボードで、A85X搭載モデルが発売されたのはこれが初めて。価格は10,500円前後だ。

ASRockの「FM2A85X-ITX」。Mini-ITXならがGold Cap採用のハイエンド仕様

電源は4+2フェーズに強化されている。最大100WのCPUまでサポート

FM2向けのMini-ITXマザーボードとしては、同社からはすでにA75チップセットを搭載した「FM2A75M-ITX」が発売されており、その上位モデルとなる。最大の特徴は、基板上にSATA3.0のポートを7つも用意したこと。RAID 0/1/5/10に対応しており、小型マシンでもストレージをたくさん使いたい人に良さそうだ。

SATA3.0のポートはなんと7つ。これをフルに使える小型ケースの方がないような…

バックパネルのグラフィックス出力は、VGA、DVI、HDMIの3種類をサポート

基板上には、「Premium Gold Cap」や「Dual-Stack MOSFET」など、高耐久・高効率なコンポーネントを採用。A85X搭載モデルということで、ハイエンドらしいスペックとなっている。

AMD向けのハイエンドモデル

同じくASRockからは、990FXチップセットを搭載したSocket AM3+向けのATXマザーボード「990FX Extreme9」も発売となっている。"Extreme9"という型番からハイエンドモデルであることが分かるが、価格は24,000円前後と比較的リーズナブルだ。

ASRockの「990FX Extreme9」。USB3.0×2ポートのフロントパネルも付属

PCI Express x16を4スロット備え、3-Way SLI/CrossFireXに対応する

12+2フェーズのデジタル電源やDual-Stack MOSFETを搭載し、CPU周りを強化。また電源コネクタには「Hi-Density Power Connector」を採用しており、これにより、電力の損失を23%以上削減し、ピン温度を22℃低下させられるという。Intel製のLANチップを搭載したのも特徴となっており、高速で安定したネットワーク接続を実現した。

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