家族共有の予定表といえば、「冷蔵庫に貼り付けたカレンダー」が定番。家族であれば誰でもチェックでき、いつでも書き込める気軽さがメリットだが、一歩自宅を出てしまえば見ることも書き込むこともできない。願わくば、いつでもどこでも利用できリアルタイムに更新される、iPhone/iPad対応の家族共有カレンダ-が欲しいところだ。

結論からいうと、そのような「家族共有の予定表」は、Appleが提供する機能/サービスだけでかんたんに作成できる。iPhone/iPadおよびMacユーザならば無償利用できるクラウドサービス「iCloud」を利用し、そこに作成したカレンダーを家族で共有すればいいのだ。しかも費用はかからない。

事前の確認事項として、iOS 5以降を搭載のiOSデバイスが1人1台あること、それぞれでiCloudの設定が完了していること、iCloudの設定で「カレンダー」がオンになっていること、インターネットに接続可能なパソコンがあることをチェックすること。そして以下に示すとおり操作すれば、iOSの「カレンダー」にスケジュールを書き込むと他の家族へリアルタイムに通知される、新しい家族共有予定表の完成だ。

操作手順をカンタン解説

1 『カレンダー』を起動し、左上の「カレンダー」ボタンをタップする

2 iCloudに登録済のメールアドレス(Apple ID)が表示されていることを確認し、左上の「編集」ボタンをタップする

3 iCloudの欄にある「カレンダーを追加...」をタップする

4 空欄にカレンダーの名称を入力し、好みの色をタップしたあと、右上の「完了」ボタンをタップする

5 カレンダーが作成されたことを確認し、左上の「完了」ボタンをタップする

6 パソコンのWebブラウザを起動し、iCloudのWebサイトにアクセスする

7 「カレンダー」をクリックする

8 さきほど作成したカレンダーの右端をクリックし、現れた吹き出しの「プライベートカレンダー」をチェック、空欄に家族のメールアドレス(iCloudに登録しているもの)を入力して「OK」ボタンをクリックする。これでパソコンを利用した設定は完了、Webブラウザを終了する

9 家族のiPhoneの『カレンダー』を起動し、左下のトレイボタンをタップすると、出席依頼を確認できる。ここで「カレンダーに参加」をタップすると、さきほど作成したカレンダーを読み書きできるようになる

10 カレンダーを確認すると、共有カレンダーを確認できる。表示/非表示や削除(共有解除)も、この画面から行う

(提供:iPad iPhone Wire)