誰でも簡単にWeb制作ができるホームページ制作ソフト「BiND for WebLiFE*」の新バージョン「BiND for WebLiFE* 6(以下、BiND6)」が1月31日に発売される。今回は、ひと足先に完成直前のソフトを試用し、その内容を紹介する。

「BiND for WebLiFE*6」プロフェッショナル版(1万9,800円/書籍付は2万800円)

「BiND for WebLiFE*6」スタンダード版(2万9,800円/書籍付は3万800円)

スマートフォン全盛時代のWebサイト制作の重要性

周りを見渡せば、誰もがスマートフォンを所有する時代が到来しつつある。ビデオインタラクティブリサーチの調査結果によると、15歳~69歳のPCインターネットユーザーのスマートフォン個人所有率は34.7%、20代に絞れば所有率は50%を超えたという。今後もスマートフォン所持の割合が上昇していくことは、スマートフォンがずらりと並ぶ携帯各社の最新モデルを見ると容易に想像できる。常に身近に置いておけるスマートフォンが普及すればWebサイトが検索される機会も増えてくる。そうなれば当然、Webサイト制作の重要性が高まってくる。

しかし、知識が全くない状態からWebサイトの制作にとりかかるのはハードルが高い。Web制作会社に依頼しても、前提知識がないと見積もりの内容を理解するのも難しく、意見がすれ違うことも少なくないであろう。「とりあえずWebサイトを作りたい」、「昔作ったWebサイトをリニューアルしたい」、「Webサイトの更新作業を簡単にしたい」というような思いはあるが、そこまで費用はかけたくない。そんな課題を解決してくれるのが、このBiND6である。同ソフトを活用すれば、Webサイトの知識は不要であるにもかかわらず、プロ並みのクオリティのサイトを制作することが可能となっている。

HTMLやCSSの知識なしでレイアウト可能な「スマートモード」が登場

今回から搭載された新機能のひとつ「スマートモード」は、HTMLの記述を一切行うことなくコンテンツをページにレイアウトする機能。あらかじめ複数のパターンのレイアウトのテンプレートが用意されており、そこに文章や写真をはめ込んでいけば、Webサイトが完成する仕組みになっている。また、レイアウトを構成する各要素はパーツ化されており、それらを組み立てる感覚で追加や削除を行うことが可能だ。そのため、準備されたレイアウトパターンをカスタマイズして、オリジナルのWebサイトを制作することもできる。

画像をPC上から読み込めばWebサイトが完成していく「スマートモード」

「スマートモード」のほかにも、自由に写真や文章を配置し、自在にレイアウトをデザインできる「エディタモード」も存在する。「エディタモード」は以前の同シリーズに搭載されていた編集モードなので、これに慣れ親しんでいるユーザーも多いはずだ。「エディタモード」では、地図や問合せフォーム、ソーシャルボタンなどのパーツを自由に配置してWebサイトを制作していくことができる。

HTMLソースエディタを使用すれば、直接HTMLの記述もすることができる