フェリーをおりて島に上陸した途端、2匹のノラ猫が出迎えてくれるかのようにたたずんでいた。「ここも猫島かもしれない! 」と期待をふくらませて島を散策。幸先いいスタートが物語るように、やはりここも相当な猫島であったのだ。

島民との距離が近い高見島の猫

山1つが島になったような高見島

瀬戸内海に浮かぶ香川県の高見島。JR高松から電車に約30分乗り、JR多度津駅へ。そこから歩いて10分ほどのところにある多度津港からフェリーに乗ること25分。高見島に到着する。小さな山がそのまま島になった感じのこの島の周囲はわずか6.5kmあまりだが、標高297mの龍王山がそびえたつ。そのため、島のほとんどが斜面で、海沿いのわずかな平地に家が点在している。人口は100人に満たない。古き良き小さな漁村集落といった雰囲気だ。

船をおりて出迎えてくれた猫たち

のどかな島の町並みの様子

じゃれあう猫たち

仲良く日なたぼっこ

魚発見!

島民の膝の上に子猫が

船をおりてすぐ2匹の猫に出会った後、海沿いの通りを歩いていると猫が5~6匹集まっている猫スポットを発見。子猫も1匹いた。猫を眺めていると、島に住んでいるおじいちゃんがやってきた。海を見ながら一休みしようと堤防におじいちゃんが腰かけると、猫たちが一斉に集まり、子猫はちょこんと膝の上に乗るではないか。

島のおじいちゃんの膝にちょこんと乗る子猫

とっても元気な猫たち

日本各地の島猫めぐりをしていても、ここまで人と猫が仲の良い島は物珍しい。かわいらしい猫はもちろんのこと、猫をかわいがる島民と猫の姿がなんともほほ笑ましかった。