ドワンゴ及びニワンゴが運営するニコニコ生放送の年末特番『徹底討論! 2012年とは何だったのか?』が27日、東京・六本木のニコファーレで行われた。

『徹底討論!2012年とは何だったのか?』

『徹底討論! 2012年とは何だったのか?』には、ジャーナリストの田原総一朗氏をはじめアゴラ研究所所長の池田信夫氏、ジャーナリストの津田大介氏、作家の竹田恒泰氏、作家の岩崎夏海氏、評論家の宇野常寛氏、ニワンゴ取締役のひろゆき氏の7人が集結。2012年を振り返り、「安倍新政権」や「ネット選挙」、「マスメディア」、「ひろゆき氏書類送検」など話題となった討論キーワードについて、舌戦を繰り広げた。

ジャーナリストの田原総一朗氏

まず、26日に発足し、3年3カ月ぶりに民主党から政権を奪回した安倍晋三政権について、竹田氏が「僕は原発を維持しようとするのは反対ですけど、それ以外の防衛外交の見直しとか教育とかは安部さんを支持しますね」と擁護の姿勢を取ると、池田氏は「彼を担いでる人は、自民党の中の昔の勢力の人たちがメイン。日本の政治が混乱してる最大の原因は神輿に担がれたてっぺんの人が権限を持たないパターンが多いから。安部さんは麻生さんに利用されてるだけ」と辛辣。田原氏が「ネットで安倍さんファンが多いのは何で?」と問うと、津田氏が「そうでしょうね。表裏一体なのは、マスコミ嫌いということ。安倍さんは『マスコミは偏向報道している』と発言しているので、そこにシンパシーを感じてる」と解説しつつ、「経済政策を見ていて思うのは、間違いなくネットの規制は強まると思う。閣僚の顔ぶれがインターネット規制派が多い」と危惧した。……続きを読む