iPad miniを買ってからしばらく経つが、手に持つたびに未だに毎回思うのが「軽いな~」ということである。その重さは300グラム程度。iPadの半分程度で、これだけ薄くて軽いとやはり外出時に持ち出したくなるのが人情というものだ。

iPadを買ったときは「ノートPCよりぜんぜん軽い! これならいくらでも外に持っていける!」と思っていたのに、iPad miniを持った後だと「何これ重っ!」となってしまうのだから人間とは単純な生き物である。いや、筆者がわかりやすすぎるだけか。

さて、そんな感じで普段から持ち歩いているiPad miniを今回、海外に持っていくことにした。いつもなら海外を歩くときはなるべく荷物を減らすためにiPhone+Wi-Fiルータという組み合わせなのだけど、iPad miniなら持っていてもさほど苦はないのがありがたい。

海外で使ってみる

はたして持っていく価値はあるのか]

……とはいえ、実はiPad miniでできることはだいたいiPhoneでもできる。じゃあiPad miniをどう使うか。

色々考えた末に思いついたのが「ガイドブックとして使う」であった。

Wi-Fiルータさえあれば海外でもインターネットをフル活用できるとはいえ、やはりガイドブックがないと不安だという人は多いだろう。筆者も観光で海外へ出る際は、紙のガイドブックを持ち歩いている。

今回はそれをiPad miniで代用してみることにした。もちろんiPhoneにだって情報は詰め込めるのだけど、同行者がいる旅行においては「複数人でのぞきこめる大きさ」であることも重要だ。それにはiPadくらいの大きさがベストだが、iPad miniでも十分である。

方向性が決まったらiPad miniをカスタマイズする。

まずは事前にインターネットで必要な情報を集め、Evernoteのオフラインノートや、アプリ「Offline Pages」に放り込んでおく。もちろんガイドブックの電子版を購入するのでもいいし、自分で電子化してもいい。また、ブログ記事などにはガイドブックには書いていない有益な情報があることも多い。

iPad miniにあらかじめ情報を入れておく。自分でガイドブックを作るのだ

さらに、Evernoteのオフラインノートには、Eチケットやホテルの予約メールなどを入れておくのも便利だ。実際に今回はホテルのチェックイン時にiPad miniの画面を見せて手続きがスムーズにいく場面があった。

iPhoneでも同じことができるが、iPad miniの方が画面も大きく見やすいので便利だろう。少なくとも、これまで「紙に印刷して持って行っていたもの」に関しては、すべてこの方法で対応することができる。

続いては地図だ。