発売になったばかりのKindle Fireで何をしたいかと聞かれれば、多くのユーザーが「電子書籍を読む」と答えるのではないだろうか。たしかにKindleといえば電子書籍のイメージが強いが、Paperwhiteとは違ってKindle FireはAndroid OSをベースにした優秀なタブレット端末でもある。電子書籍以外にも様々な使い道が考えられるはずだ。

たとえば、その携帯性を生かし、外出先で情報収集に使うのはどうだろうか。電車での移動時間や出先でのちょっとした休憩時間を生かしてニュースをチェックするのに、Kindle Fireの大きなディスプレイは非常に快適な時間を提供してくれるはずだ。

そんな情報収集に役立つアプリを厳選して紹介しよう。

gReader

情報収集にGoogleリーダーを使っているのであれば、外せないクライアントアプリがgReaderだ。シンプルかつ高速なインターフェースはとても使いやすく、タブレット用に最適化されている。

シンプルとはいっても機能面で不足はなく、フィードごとの読み込み設定や音声読み上げ機能、記事をダウンロードしておいてオフラインで読める機能など、使い勝手は抜群である。直感的に操作できるシンプルなインターフェースと、必要十分な機能性、高速で動く快適さ、それらがバランスよく融合したGoogleリーダーアプリとして、Kindle Fireでも今後の定番アプリになるに違いない。

gReader

Flipboard

Flipboardは自分だけの雑誌を作る感覚でニュースを収集できるソーシャルニュースマガジンアプリだ。朝日新聞やCNNjp、日経ビジネスといったニュースサイトから自分の興味ある分野のニュースをフィードで購読できる他、TwitterやFacebook、InstagramやGoogleリーダーといったあらゆる情報収集ツールと連携し、それらの情報を一つにまとめて雑誌風の美しいデザインで表示してくれる。

注目すべきはソーシャル上で友人が共有した記事、写真、ビデオなどをすばやくキャッチできる「Cover Stories」で、時間がないときはここを読むだけでも効率的な情報収集が行えるのだ。

指先でパラパラとページをめくっていく感覚は、まさに雑誌そのもの。様々な賞に輝いたインターフェースの快適さは一度触れたら癖になるだろう。デジタルな機能性とアナログなデザインのいいとこ取りをした画期的なアプリである。

Flipboard

Instapaper

RSSリーダーを使っている人も多いと思うが、購読フィード数が増えてくるとすべての記事を一気に読むのは難しくなってくる。そんなときは記事タイトルだけざっと流し読みして、読む記事と飛ばす記事を分別するのが効率的だ。

ただし、「これはあとで読もう」と思った記事のタイトルをすべて覚えておくのは困難である。そこでおすすめなのがInstapaperだ。

これはウェブページを500記事までダウンロードして保存しておくことができるアプリで、RSSリーダーと組み合わせて使うことでその真価を発揮する。「あとで読もう」と思った記事をどんどんInstapaperでダウンロードしておけば、時間のあるときにまとめ読みできるのだ。

特に地下鉄など、オフライン環境でも読めるのは非常にありがたい。出かける前にRSSリーダーから気になる記事をどんどん抜き出し、Instapaperに突っ込んでおいて、地下鉄など電波の届かない環境でゆっくり読む――という使い方がおすすめである。

Instapaper

HootSuite

インターネットユーザーにとって今やTwitterは重要な情報収集ツールの一つとなっている。Kindle Fireでも当然Twitterアプリをインストールしようと考えている人は多いだろう。

Twitter社による純正アプリもあるが、ここではサードパーティ製のHootSuiteをおすすめしたい。というのも、HootSuiteはTwitterだけでなく、FacebookやLinkedIn、FoursquareといったSNSにも対応しているからだ。タイムラインやリスト、メンション、Facebookのフィードなどはストリームに追加することで一覧できるようになり、それぞれのソーシャルメディアにわざわざアクセスしなくても、このアプリ一つで欲しい情報を簡単に入手できるる。

また、予約投稿機能や複数アカウントの管理などの機能もそろっており、コアなTwitterの使い方をしたいKindleユーザーであればTwitterアプリはこれ一択になるだろう。

HootSuite

気象ライブ

天気予報の情報をゲットするのはスマホでも十分……と言いたいところだが、念のためKindleにも天気予報アプリを入れておきたい。Kindleで使える天気予報アプリといえば、この気象ライブがおすすめだ。

気象ライブは日本だけでなく世界各地の天気予報にも対応しており、現在の天気や降水確率はもちろん、最高・最低気温、風向き、風速などの情報を的確に知らせてくれる。出張などでは重宝するだろう。

画面には現在の天気がビジュアルで表示されるため、パッと見ただけで直感的に状況がわかるのがありがたい。

有料だが価格は安め。気になる場合は無料版も用意されているので、そちらからダウンロードしてみるといいだろう。

気象ライブ

(記事提供: AndroWire編集部)