明日12月18日に発売されるAmazon謹製の7インチタブレット「Kindle Fire HD」の体験会が17日、東京サンケイビルで開催された。ハードの見た目や手触り、Android OSをベースにした独自OSの使い心地など、実際に操作した感触をレポートしていこう。iPad miniやNexus 7と比べ思うところについても記していく。

なお、今回操作することができたのはあくまでデモ機であり、製品版とはメニューの並びなどがわずかに異なる(ほぼ同じではあるが、念のため)。

開催場所は大手町・東京サンケイビルB1

数多くのサラリーマンが足を止めていた

iPad miniと比べてサイズ・重量・外観の違いは?

まずは外観とハードのスペックだ。Kindle Fire HD本体の重量は395グラムで、サイズは193mm×137mm×10.3mm。重量はライバルのNexus 7(334グラム)やiPad mini(308グラム)よりも明らかに重く、特にiPad miniとはハードの厚みがかなり異なる(iPad miniは厚さ7 .2mm)こともあって、手に持って比べるとはっきりとした違いを感じた。……とはいってもたかだか395グラムである。ずっと手に持ち続けるなどの状況でなければそれほど問題にはならないレベルだ。

手に持った感じはこれくらい

発表時からもう一つ話題になっていたKindle Fire HDの特徴が、ディスプレイ周りを囲んだベゼル(縁)が競合機種に比べて太く、また縦でも横でもほぼ同じ幅だということ。担当者によれば、これは手に持って漫画や動画といったコンテンツを楽しむ際、指がかかって邪魔にならないための仕様だという。たしかに見た目の好みはさておき、縦にしても横にしても同じ感覚で取り回すことができるのは、コンテンツを楽しむという視点においてはメリットと言えそうだ。

なお、ハードの裏面にはドルビーがKindle専用に開発したステレオスピーカーが搭載されており、ヘッドホンでもスピーカーでも最高クラスのサウンドを実現したのだという。

音楽鑑賞やゲーム、映画鑑賞にVoIPアプリを使用した通話など、タブレットでは意外に"音"が重要な要素になりうることを考えると、これはKindleならではの大きな強みといえるだろう。

さて、次は実際に使ってみよう。