撮影モードは、フルオートに相当する「iAUTO」モードのほか、プレミアムおまかせオート、プログラムAE、絞り優先AE、シャッタースピード優先AE、マニュアルモード、スイングパノラマ、シーンセレクションの全8モードを搭載。前述した天面のモードダイヤルの回転によって、これらのモード選択がスムーズに行える。
絞りやシャッター速度については、モードダイヤルの同軸上の下部に配置された「コントロールダイヤル」を回すことで、1/3段ステップでの調整ができる。また、DISP(画面表示切り替え)と露出補正、ドライブモード、ISO感度の4機能については、背面の「コントロールホイール」の上下左右に割り当てられているので、ホイールを押してから回すことで、それぞれの値をダイレクトに切り替えられる。
これら以外の細かい機能については、必要に応じて、ボディ背面の「ソフトキーB」や「AELボタン」に割り当てることで素早いアクセスが可能になる。さらに、シャッターボタンの横にある「Fn(ファンクション)ボタン」に好きな機能を最大6つまで登録し、「Fnボタン」を押すごとに、それらを順次呼び出すこともできる。
以上のように、操作性をカスタマイズする自由度はそれなりにある。多機能を駆使したいユーザーなら、自分にとって使いやすいようきちんと設定しておくといいだろう。
操作に関する新しい工夫としては、「NEX」シリーズでは初めて「クイックナビ」機能に対応した。これは、ファインダー撮影の際に、液晶モニター画面にAFモードやホワイトバランス、ISO感度といった主要設定項目を一覧表示する機能だ。コントロールダイヤルとコントロールホイールを使って各項目をダイレクトに選択し、値を変更することができる。