【レポート】

ETロボコン 2012CS大会 - 今年は完走率50%未満の超難関ステージに

1 総数337チームから選抜された40チームが参加したチャンピオンシップ大会

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組込技術(Embedded Technology)におけるエンジニアの育成をテーマにした、組み込みソフトウェアモデリング+ロボット制御コンペティション「ETソフトウェアデザインロボットコンテスト(ETロボコン)」。2012年も北海道から沖縄まで全国11の地区大会が行われ、11月14日にはパシフィコ横浜にて、チャンピオンシップ(CS)大会が開催された(画像1)のでその模様をお届けしたい。

画像1。全国11地区の強豪たちが集合するCS大会

ETロボコンでは、全チームが同じ性能のロボット(=走行体)を使用して、コースを走ってタイムを競うワンメイクの競技会だ。走行体は、レゴ・マインドストームNXTのパーツを使って組み立てた、倒立2輪振子型の自律走向ロボットである。性能がすべて同一ならどこで優劣を競うのかというと、UML(Unified Modeling Language)などで分析・設計したプログラム(モデリング)の完成度やユニークさである。

ETロボコンについてもう少し詳しく知りたいという方は、9月末に行われた東京大会のレポートをお読みいただきたい。今年のコースレイアウト(画像2)や難所、競技内容などについてもそちらで説明してある。

画像2。今年のコースレイアウト。昨年から導入された、前半がベーシックステージで、中央のピンクの部分のゴールまで走れば完走。後半は、タイムを削れるボーナスステージ

さてCS大会についてだが、これは全国11地区大会の上位入賞者による大会で、いわば高校野球でいうところの甲子園みたいなものだ。今年は全国で昨年よりわずかに1チーム少ない337チームが参加し、参加人数はほぼ同数の1900人ほど。

各地区の参加チーム数の内訳はというと、北海道16、東北(青森、岩手、宮城、秋田、山形)27、北関東(福島、新潟、栃木、群馬、埼玉)13、東京(茨城、千葉、東京、山梨、長野)92、南関東(神奈川)34、東海(岐阜、静岡、愛知、三重)44、北陸(富山、石川、福井)13、関西(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)26、中四国(鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知)21、九州(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)36、沖縄16だ。なお、福島は原則的には東北なのだが、今年は北関東で参加している。

そして北海道2、東北4、北関東2、東京5×2、南関東4、東海5、北陸2、関西3、中四国2、九州4、沖縄2という枠で、各地区の上位チームが合計で40チームが集まり、総合優勝を目指して競われるのがCS大会というわけだ。なお、年によって各地区の枠が多少増減し、昨年のCS大会は10周年記念ということで52チームで争われた。

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インデックス

目次
(1) 総数337チームから選抜された40チームが参加したチャンピオンシップ大会
(2) 最大の敵は平均で50%を切った完走率
(3) インもアウトもガレージインまでパーフェクトに決めたのは1チームのみ
(4) チャンピオンシップ大会で見かけた新機軸の走法
(5) もはや当たり前となった尻尾(下ろし)走行
(6) 競技部門の成績
(7) モデル部門の成績
(8) 総合優勝は大会史上初の2連覇を達成した「HELIOS」

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