プレッシャーのある仕事が続きイライラしがち。そんな時に限って、ストレス解消の時間がなかなかとれず、ますますイライラ……。
こんなピンチのときに役立つ、仕事の合間や通勤時間中にできる「手のツボ押し」について、日本鍼灸理療専門学校の非常勤講師をつとめる楽っ子堂はり灸治療室の院長 原井真千子さんに伺った。
リラックス効果があるといわれる手のツボは「労宮」「神門」「内関」の3ヶ所だ。
緊張緩和に効果的「労宮(ろうきゅう)」
場所
手のひらの中央部分にある。示指(人差指)と中指の間のラインのほぼ延長線上に位置する。
刺激方法
ゆっくりと呼吸にあわせ息を吐きながら、親指でもみほぐす。
精神安定や安眠に効果的「神門(しんもん)」
場所
手首の横ジワと小指の延長線上のラインがぶつかる、骨と筋の間のくぼみにある。
刺激方法
親指で円を描くように強めに押す。
動悸を安定させるのに効果的「内関(ないかん)」
場所
手首の横ジワから指3本分離れた中央部分にある。
刺激方法
親指で強めに押す。
これらのツボは、プレゼン前などの極度の緊張状態を落ち着かせるときにも効果的だ。家族や友だちがイライラ状態のときに押してあげるのもいいだろう。
[取材協力]
楽っ子堂はり灸治療室 http://www.rakko-do.com/
学校法人花田学園・日本鍼灸理療専門学校 http://www.hanada.ac.jp/