SUBARUは新型「FORESTER(フォレスター)」の発売に合わせ、世界五大陸10万kmを走破する実証キャラバンイベント「FORESTER LIVE」を展開する。同車の記者発表会にて、オーストラリア・ブロークンヒルからのスタートの模様が中継された。

記者発表会で披露された新型「FORESTER」

1年かけて世界の過酷な路面に挑戦!

都内で開催された記者発表会の途中、スクリーンに映し出されたのは、オーストラリア・ブロークンヒルの広大な荒野に置かれた1台のコンテナ。やがて、「FORESTER LIVE.com」と描かれたコンテナの扉が開き、中から新型「FORESTER」が登場した。4代目となる同車は、「SUVとしての本質的な価値の実現」をめざして開発され、スバルの独自技術「シンメトリカルAWD」をはじめ、「X-MODE」「直噴ターボ"DIT"」などを搭載。すべての性能を大幅に進化させた「全方位SUV」だ。

この実証キャラバンイベントで同車のクルーを務めるのは、リーダー兼メカニック担当の新田耕也氏、ドライバーの福井守生氏、カメラ&ディレクターの鈴木修二氏の3人。スタートに際し、「これから世界中の道で、『FORESTER』の性能を証明していきたい。楽しみです」(福井氏)、「日々の車のメンテはもちろん、チーム全員のメンテナンスもお任せいただきたい。五大陸10万kmを走破し、無事に日本に戻れると思っています」(新田氏)と心境を語った。3人を乗せた「FORESTER」は、スタートの合図とともに砂煙を巻き上げ、ブロークンヒルの荒野を疾走していった。

ブロークンヒルに置かれたコンテナから、新型「FORESTER」登場!

キャラバンクルー3人が乗車し、砂煙を巻き上げながら出発した

「FORESTER LIVE」は、新型「FORESTER」の機能・性能を実証すべく企画された。同車は今後、約1年をかけて世界五大陸約10万kmを走破。オーストラリア大陸の約2万kmの行程では、荒々しい岩の山脈であるフリンダースレンジ国立公園、ワインディング路が続くグレートオーシャン・ロード、原生林が多く残るタスマニア地方などを経由するという。その後も雪道や砂漠など、世界の過酷な路面を走る予定だ。

全行程約10万kmのうち、約12カ所をチャレンジポイントとして設定しており、ここで新型「FORESTER」のさまざまな機能・性能の実証を行う。その模様はスペシャルサイト「FORESTER LIVE.com」やスマートフォン向け専用アプリ、ソーシャルメディアなどで発信される。「FORESTER LIVE.com」では360度パノラマムービーも使用し、世界を旅するクルーの姿も"完全追跡"する。

今月14日より、テレビCM「FORESTER LIVE(登場篇)」も放映中。同CMはスタートの地となったブロークンヒルにて撮影が行われた。今後はチャレンジポイントでの実証の一部を取り上げ、CMを展開していくとのこと。

目標は月販2,000台、日本皮切りに"グローバル戦略車"として展開

新型「FORESTER」の記者発表会では、富士重工業代表取締役社長、吉永泰之氏も登壇した。同車の販売計画について、「日本市場で月販2,000台をめざします」と宣言した上で、「日本での発表を皮切りに、グローバル戦略車として順次、世界に展開していきます。新型フォレスターで、世界中のお客様にスバルの『安心』と『愉しさ』、SUVの本質的価値を提供し、生活がより楽しく充実したものになることを願っています」と述べた。

なお、9月末に実施した「XV」の記者発表会にて、「レガシィ アウトバック」「XV」と新型車の計3モデルを、「SUBARU新体感SUV」シリーズとして全面的に訴求すると発表しており、新型「FORESTER」もこれに加わることに。特設ページも開設されている。