手帳に書き込む - 目標設定5つのステップ

新しい手帳を購入したとき、そこに目標を書き込み、実現を誓う人も多い。しかし、「実行できる人」と「できない人」に分かれるのはなぜか。適切な目標を設定するためのセオリー「SMARTゴール法」を紹介する。

Specific=具体的な

目標は具体的であるのが鉄則。「ダイエットに成功したい」「チームの業務を改善する」では漠然としすぎていて、何を実行すべきかわからない。「毎朝30分ウォーキングする」「毎週のミーティングで改善提案を行う」のように具体的な行動を設定すると、実行に移しやすくなる。

Measurable=計測可能

計測可能な目標であれば、どれくらい達成できているのか、できていないかが一目瞭然。「体重マイナス5キロ」「成約率15%アップ」など、計測できる目標を設定しておきたい。達成したときの満足感を得る意味でも効果的だ。

Achievable=達成可能

目標は達成可能なものでなくてはならない。年収300万円の人が、いきなり「年収3億円を実現」などと書いた場合、目標そのものがプレッシャーとなり、途中で自暴自棄になることも。不安や心配の種を作らないためにも、冷静に自己評価をしながら目標を設定したいところだ。

Relevant=関連性がある

目標は自分に関連したものが望ましい。目指す目標は、本当に自分の価値観に合っているか。特に仕事であれば、自社や自分が属する部署の目標を関連しているかに注意してみよう。

Time Phased=期限を区切って

時間の制約がないと、人はついつい日常に流されて目標を見失いがち。「今やらなければ」という強い意志を持つためにも、「お盆休みまでに6キロ減」「6月の決算までに100件達成」など、期限を明確にすることが大切だ。