2回目の食事は、到着の約2時間前にサービス開始。前菜はマグロのスモーク、わさびマヨネーズ添え。メインは、グレービーソースとコケモモのジャムを添えたスウェーデン風ハンバーグと玉ネギのソテー。ハーブでマリネした若鶏胸肉のローストにワインソース。付け合わせは野菜のソテーとガーリックとパセリ風味のローストポテト。デザートにはフレッシュフルーツが楽しめる。
ビジネスで使用される陶器はロイヤル・コペンハーゲン、小物はジョージ・ジェンセン、グラスやカトラリー類はスカンジナビア製だ。機能的で美しい食器類が、楽しい北欧風の食事を一層、盛り上げてくれる。
専門の調理担当者による的確な温度管理
エコノミーエクストラの1食目は、ビーフソテー・クリームソースとポテトグラタン、スナップエンドウとキャロットのバターソテー。もう1つのチョイスは、照り焼きチキンとごはん、最近外国人にも人気の枝豆だ。マリネして焼いた海老にマンゴーとパパイヤのサルサソース。それぞれサラダがセットになり、デザートにはシナモンカスタードソースのアップルタルトが付く。2食目はサーモンクリームソースのフジッリ(ひねりを加えたパスタの一種)とフルーツ、チョコレートがサービスされる。
エコノミーの1食目は、エコノミーエクストラと同じ、照り焼きチキンの一皿。グリーンサラダとチョコレートムースがセットされている。2食目はツナサラダ&ミックスサラダとアップルジュースだった。
スカンジナビア航空の機内食の特色として、素材やレシピのこだわりの他に適温でのサービスが挙げられる。調理担当のスチュワードが乗務し、料理に合わせた温度管理や盛り付けを担当する。この細やかさがおいしさにつながるのだろう。
機内食の見直しは約2年ごとに行っており、今回の機内食は10月より提供を開始している。今後は、オーガニック素材をさらに増やしていきたいという。各月でメニューは交代するそうだが、ぜひ機上の極上レストランを体験してほしい。