2回目の食事は、到着の約2時間前にサービス開始。前菜はマグロのスモーク、わさびマヨネーズ添え。メインは、グレービーソースとコケモモのジャムを添えたスウェーデン風ハンバーグと玉ネギのソテー。ハーブでマリネした若鶏胸肉のローストにワインソース。付け合わせは野菜のソテーとガーリックとパセリ風味のローストポテト。デザートにはフレッシュフルーツが楽しめる。

ビジネスシートのメインとデザートは、CAがワゴンで運び、大皿から取り分けてくれる。大皿の段階で既に美しい盛り付け。写真は2食目のスウェーデン風ハンバーグと若鶏のロースト

メインに添えられる野菜。美しい盛り付けにうっとり

ビジネスで使用される陶器はロイヤル・コペンハーゲン、小物はジョージ・ジェンセン、グラスやカトラリー類はスカンジナビア製だ。機能的で美しい食器類が、楽しい北欧風の食事を一層、盛り上げてくれる。

専門の調理担当者による的確な温度管理

エコノミーエクストラの1食目は、ビーフソテー・クリームソースとポテトグラタン、スナップエンドウとキャロットのバターソテー。もう1つのチョイスは、照り焼きチキンとごはん、最近外国人にも人気の枝豆だ。マリネして焼いた海老にマンゴーとパパイヤのサルサソース。それぞれサラダがセットになり、デザートにはシナモンカスタードソースのアップルタルトが付く。2食目はサーモンクリームソースのフジッリ(ひねりを加えたパスタの一種)とフルーツ、チョコレートがサービスされる。

エコノミーエクストラの1食目。ビーフソテーかチキン照り焼きから選べる。こちらに、アンテイストの海老のグリルとサラダ、アップルタルトが付く

エコミーエクストラ2食目はフジッリ。パスタにクリームソースがよく絡む。一口デザートとして、フルーツの他ヴァローナのチョコレートがセット

エコノミーの1食目は、エコノミーエクストラと同じ、照り焼きチキンの一皿。グリーンサラダとチョコレートムースがセットされている。2食目はツナサラダ&ミックスサラダとアップルジュースだった。

エコノミーの1食目。エコノミーエクストラと同じチキンの照り焼きがメインとなる

エコノミー2食目はツナサラダとパンの軽食。エコノミーでも温かいパンがサービスされるのがうれしい

スカンジナビア航空の機内食の特色として、素材やレシピのこだわりの他に適温でのサービスが挙げられる。調理担当のスチュワードが乗務し、料理に合わせた温度管理や盛り付けを担当する。この細やかさがおいしさにつながるのだろう。

機内食の見直しは約2年ごとに行っており、今回の機内食は10月より提供を開始している。今後は、オーガニック素材をさらに増やしていきたいという。各月でメニューは交代するそうだが、ぜひ機上の極上レストランを体験してほしい。