仕事が忙しく、短時間で多くこなさなければならないときにどうするか。ドリンク剤でエネルギーを補給する、コーヒーで集中力を倍増する、甘いもので乗り切るなど自分なりのやり方があることだろう。

でも、マンネリ化して効果があまりなくなってきたという人は、OpenForumがいくつかのアドバイスをしている(「エネルギー増幅のために試してみたい13の対策(原題:13 Energy Boosters for Your Busy Workday)」)ので試してみてはいかがだろう。ここでは、紹介されているものの中から9つの方法をピックアップしてみた。

方法その1: 体を動かす

忙しいときこそ体を動かして活性化を図ろう。

外に出て10分歩くと、脳内の神経伝達物質の放出が活発になり、集中力アップに役立つという。また、太陽を浴びることで脳はエネルギーと気分を改善できる。外に出るのもままならないという人は、階段の上り下りでもOKとのことだ。

方法その2: 10分のプチ居眠り

10~20分のプチ居眠りもおすすめだ。

20分を過ぎると本当に眠くなってしまうので、あくまでも"プチ"にとどめよう。それから、ソファでの居眠りは禁物だ。眠気に負けて起きるのが難しくなってしまうので、椅子の上で目を閉じよう。

方法その3: 深い深呼吸

腹式呼吸を行って肺にしっかりと新鮮な空気を入れよう。

片手を腹部に、もう片方の手は胸部に当て、5秒間でゆっくり息を吸い込む。その時腹部は動いても胸部は動かないように手で確認しよう。吸い込んだら息をとめ、再び5秒かけてゆっくり吐き出す。これを5分間続ける。慣れてきたら、吸い込む時間と吐き出す時間を長くしていこう。

方法その4: ストレッチ

椅子から立ち上がってストレッチを。

肩の上げ下げ、腕を回すなど軽く体を動かそう。血行がよくなり、関節を柔らかくして、筋肉の緊張をほぐしてくれる。ストレッチの際は呼吸法を取り入れると効果がさらにアップする。

方法その5: カフェインは要注意

コーヒーなどのカフェイン飲料を好む方も多いだろう。だが、摂取しすぎるのは禁物。カフェインの取り過ぎによるイライラを感じるようなら、紅茶に変えてみてもよいかもしれない。強めのエスプレッソにミルクを入れるのもたまにはよさそうだ。

方法その6: 水を飲もう

疲労の原因は脱水状態であることが多いという。幸い、これは簡単にフィックスできる ―― 水を飲めばよいのだ。

水にレモンを入れるのもおすすめだ。ビタミンなどの栄養面での効果はもちろんだが、レモンの香りは脳の神経伝達物質に直接働きかけ、気分をよくしてくれる。レモン系の飴でもよさそうだ。

方法その7: 間食は低糖で

間食は、血糖値を一気に上げないものを選ぼう。

記事では低脂肪ヨーグルトやスムージー、ナッツなどを提案しているが、ポイントは糖分と炭水化物は控えめでタンパク質や繊維を含むものを摂取すること。これにより低血糖による集中力低下を防ぐ。なお、チョコレート好きなら、ミルクチョコレートよりビターなダークチョコレートを少量どうぞ。

方法その8: 音楽で気分を高める

音楽を聴くことも簡単にできる有効な方法だ。

だが、どんな音楽を聴くかはちょっと注意が必要だという。やる気を出すのが目的ならば、クラッシックなどのリラックス効果があるものより、ビートの利いた一曲を。

方法その9: 大声で笑おう

笑うと血の流れがよくなり、体内に酸素が取り込まれ、ストレスホルモンが減少する。

笑うことの効果は各所でいろいろと述べられているが、ユーモアを感じるゆとりを持ちたいものだ。近くの同僚と冗談を言い合ってもいいし、You Tubeで面白いビデオをみて笑うのもよい。