iPad miniは必要ないが7割――。衝撃的な数値かもしれない。近年、売り出すものの多くがヒットし、最も成功した会社としてその名を上げられるApple。だが、この数値だけを見ると、iPad miniが成功を収めるとは言いがたい状況にあるのかもしれない。

冒頭の数値はマイナビニュースがマイナビニュース会員782人を対象に行った独自調査の結果である。調査はAppleのスペシャルイベント後となる10月24日~10月26日にかけて実施した。

アンケートでは、まずiPad miniの購入予定の有無について聞いたところ、「購入したいと思う」と答えたのは11.1%(87人)、「購入したいと思わない」が68.9%(539人)で、検討中が19.9%(156人)となり、どれだけ少なく見積もっても、7割弱の人がiPad miniを不要とするという回答が得られた。検討中とする人からも結局は買わないという結論にたどり着く人がいることを考えれば、7割以上の人はiPad miniを不要としていることになるだろう。

iPad miniの購入予定の有無について

では、不要とする理由についてはどうなのか。「購入したいと思わない」と回答した539人に対して、その理由について聞いたところ「すでにiPadを持っているから」が6.7%(36人)、「iPad以外のタブレットを持っているから」が3.9%(21人)、「他のタブレットがほしいから」が8.3%(45人)となり、「必要ないから」が78.7%(424人)と圧倒的な数値となった。この数値はアンケート対象者の半数以上を占めたことになる。

購入したいと思わない理由

「購入したいと思う」と回答した人の状況や意見についても聞いてみた。購入したいと思うと答えた87人に対してタブレット端末の有無について聞いたところ(複数回答有)、「すでにiPadを持っている」と回答したのが29.9%(26人)、「iPad以外のタブレットを持っている」が20.7%(18人)、「持っていない」が59.8%(52人)となった。

また、購入したい理由については、「今までのは大きいけど、小さめで持ち歩きも軽そうなので。」(28歳、女性、食品・飲料)、「何だかんだ持ち運びに便利だと思うから」(40歳、男性、機械・精密機器)などと、持ち運びのしやすさを挙げる人が多かった。

調査時期:2012年10月24日~2012年10月26日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:783件
調査方法:インターネットログイン式アンケート