9月21日、いよいよiPhone 5が発売となった。外観やスペックなどについてはさんざん情報が出回っているが、やはりガジェットは実際に使ってこそ。今回筆者もiPhone 5を無事初日にゲットできたため、数字には表れない体感的な面を中心にレビューしていきたいと思う。

今回購入したのは、auのiPhone 5、64GBのブラック&スレート。なお、ソフトバンクからのMNPである。箱はいつも通りの形状で、内容物も本体とケーブル、イヤホンのみ。Appleらしいシンプルさは健在だ。ただし、ケーブルとイヤホンについては今回初めて形状が変更された。こちらについては後述する。

さあ、iPhone 5本体を手にしてみよう。

いつもの箱

長くなったことでどうなるかと心配していたが、違和感なく手に馴染む

その第一印象はずばり、「軽い!」である。

Twitterなどで反応を見ていると「薄い」という部分にも驚いている人が多いようだが、それよりも何よりも、個人的にはこの"軽さ"が一番の衝撃であった。スペック上では4Sが140gに対して5は112g。数字だけ見てもかなりの軽量化に成功していることがわかるが、実際に持った印象はそれ以上だ。ちなみに筆者がよく食べている明治プロビオヨーグルトLG21もちょうど112g。iPhone 5の軽さはヨーグルト級なのである。

4S(右)と比べると大きさはこのくらい違う。思ったよりも差がない印象だ

画面は上だけでなく下にも伸びている。その分、ホームボタンとの距離が縮まっている

もちろん薄さも見逃せない。iPhone4Sと比べるとその差は歴然。薄くなったことのメリットはそれほど感じないが、横幅が変わっていないことを考えると、手の小さい女性の片手操作は今までよりもやりやすくなるのではないだろうか。

ちょっとわかりにくいが、5(左)の方が明らかに薄い。その違いは実際にiPhone 5を手にするとはっきりわかる]