薄くて軽いボディや起動スピードの速さ、スタイルの良さで注目を集めるUltrabook。2012年夏モデルでも各PCメーカーから続々と製品が発表され、その勢いはますます加速している。そんな中、レノボ・ジャパンのフラグシップともいうべきThinkPadブランドから初めてとなるUltrabook「ThinkPad X1 Carbon」が発表された。

従来モデルの「ThinkPad X1」と比較して、「ThinkPad X1 Carbon」では、本体をさらに小型化、薄型化しながら、ディスプレイを13.3型ワイドから14型ワイドへサイズアップ。重量は14型ワイドディスプレイ搭載モデルとして世界最軽量となる1.36kgを実現した。「Carbon」の名が示すとおり、天板に高強度のカーボン素材を採用し、小さく、薄く、軽くなりながらも剛性を確保している。

今回、プロセッサにIntel Core i7-3667Uを搭載したモデルを入手できたので、早速ThinkPad初のUltrabookの実力を探っていきたい。

ThinkPad X1 Carbon

■主な仕様   [製品名]  ThinkPad X1 Carbon    [CPU]  Intel Core i7-3667U(2.0GHz)    [チップセット]  Mobile Intel QS77 Express    [メモリ]  PC3-10600 4GB    [ストレージ]  256GB SSD    [グラフィックス]  Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)    [OS]  Windows 7 Professional SP1 64bit版   [本体サイズ/重量]  W331×D226×H8~18.8mm/約1.36kg    [直販価格]  159,810円(上記構成の場合)   

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