NTTドコモではスマートフォン、タブレット端末などに関する使い方教室を全国のドコモショップで開催している。記者は9月13日に都内で行われた「らくらくスマートフォン電話教室」に飛び入り参加してきたので、その模様をお伝えしたい。

ドコモの電話教室とは

ドコモが開催する電話教室は、ドコモショップの店舗スタッフが講師となり参加者に端末の操作方法や活用法を解説する取り組みだ。「はじめてのスマートフォン」や「さわって楽しい、タブレット教室」(初級編)、「スマートフォンをビジネスで活用しよう」や「就活で使いこなそう」(中級編)などなど、ニーズに合わせて複数の講座が開催されている。参加費は無料。スマートフォンの購入前後に関わらず、また現在の利用キャリアに関わらず、誰でも参加することができる。申し込みは店頭で行えるほか、電話予約にも対応している。開催する店舗の場所やスケジュールなどはドコモのWebサイトで確認して欲しい。

らくらくスマートフォン電話教室の授業風景

記者が参加したらくらくスマートフォン電話教室では、しっかりした作りのテキストをベースにタッチパネルの操作方法、電話の使い方、写真撮影の仕方など一通りの基本操作を学べるカリキュラムになっていた。この日の参加者は3名で、若い方もいればシニアの方も見受けられた。参加者の疑問に講師が逐一対応できるよう、基本的に授業は毎回1名~3名ほどの少人数で開催されているという。1回あたりの授業時間は60分程度が目安となっている。

授業はテキストを軸に進められる(写真左)。電話機能など、それまで不安に思っていたスマートフォンの使い心地を確かめることができるのもこの教室の醍醐味だ(写真右)

少人数なので、参加者も気軽に質問できる。「タッチパネル操作が初めて」という人にも安心して参加できる、明るく和やかな雰囲気だった

教室での授業が始まる前は、不安気な表情の参加者も見受けられた。端末の起動音に驚き、タッチパネルに触れる指も恐る恐るだった。しかし、授業が進むにつれ「ボタンが押しやすい」「地図がすぐに出てきて便利」などの喜びの声があがるようになっていった。最後には、全員が安堵の表情で教室を後にしたように思う。

電話教室の概要

NTTドコモ販売部ブランドショップ担当の中野友美子氏に、電話教室の概要についてお話を伺った。ドコモではこうした取り組みをフィーチャーフォン全盛の時代から続けているという。近年、スマートフォン/タブレット端末の普及に伴い、こうした電話教室の開催需要も高まりを見せているとのこと。ちなみに昨年度(2011年4月~2012年3月)は全国でのべ55万人弱の受講者数を記録した。今年度はさらに増えると予想されている。受講希望者に若い人が増えてきているのが、ここ最近の特徴だという。

お話を伺ったNTTドコモ販売部の中野友美子氏(写真左)。同氏は電話教室で使われるテキストの作成にも携わっている