8月31日(ドイツ時間)に開幕した世界最大級の家電関連見本市「IFA 2012」において英Vodafoneは、同社が販売するスマートフォン/タブレットの最新モデルを展示。VodafoneブランドのLenovo製タブレットやSamsung製GALAXYシリーズなどのLTE対応製品も出展している。

Lenovo製のVodafoneブランドタブレットは2つのモデル

Vodafoneが自社ブランドで販売する「Smart Tab II」は、Lenovo製造の製品。どちらもOSはAndroid 4.0で、3G通信機能を内蔵している。なお同社は昨年初めて自社ブランドタブレット「Smart Tab」を発売している。Smart TabはZTE製の製品であった。

Vodafone Smart Tab II 10は、10.1インチディスプレイを搭載したモデル。解像度は800×1280ピクセル、CPUは1.5GHzのデュアルコアを搭載。背面カメラはフラッシュ機能も備える。内蔵メモリは16GBで、通信速度は下り最大21.6Mbps。

Vodafone Smart Tab II 7は、7インチ、解像度は600×1024ピクセルのディスプレイを搭載。1GHz CPU搭載し、内蔵メモリは4GB。通信速度は下り最大7.2Mpbsとなっている。どちらも発売は近日中とのこと。

最新端末を展示するVodafoneブース

10インチモデルのSmart Tab II 10。2年契約時の価格は9.99ユーロ

背面にはVodafoneのロゴマークと、下部にLenovoロゴが入る

OSはAndroid 4.0.3を搭載

こちらは7インチモデルのSmart Tab II 7

背面デザインは滑り止めも兼ねたデザイン

GALAXY S IIIやTransfomerのLTEモデルも展示

また昨年からサービスを開始したLTEに対応するスマートフォンやタブレットも展示。同社のLTEはまずは地方の固定回線代替用途としてサービスが始まったが、現在はドイツ国内の各主要都市にエリアを広げ、家庭用ルーターだけではなくスマートフォンなども販売を開始しているそうだ。同社ブースではこの秋発売予定の最新LTE製品を出展していた。

Samsung Electronics製の「GALAXY S III LTE」は、この夏より発売している3G版GALAXY S IIIのLTE対応バージョン。同製品は日本や韓国、米国でLTE対応モデルが販売されているが、グローバル市場ではまだ3G版のみの提供となっている。グローバル版のGALAXY S III LTEはCPUをクアッドコアに強化。また背面の電池カバーはメタリック調ではなく、紫色系統の落ち着いたカラーに変更されている。発売は10月の予定とのこと。

またキーボードが分離するASUS製タブレット「TF700KL」は、10.1インチ1080×1920ピクセルの高解像度ディスプレイを搭載した製品。3G版は各国で販売されているが、VodafoneからはLTE版が発売される。このほかにも、Samsungが発表したばかりの最新スマートフォン「GALAXY Note II」のLTE版や、Samsung S Projectとしてコンパクトデジタルカメラを内蔵した「GALAXY Camera」を展示していた。なおS Projectの通信方式は現時点では未定とのことであった。

LTE端末の展示コーナーはブース内各所に設けられていた

LTEに対応したGALAXY S III LTE

ネットワークは状況に応じて切り替え可能

電池カバーは新色となっている

キーボードが分離するTF700KL

会場ではLTEで実際に通信を行っていた。ネットワークモードは細かい指定が可能

GALAXY Note II LTEが早くも展示されていた

GALAXY CameraのVodafone向けバージョン

(記事提供: AndroWire編集部)