OS X Lionまで、OS標準のカレンダーアプリは「iCal」と呼ばれていたが、Mountain LionからはiOSと同じ「カレンダー」に改められた。同時に、それまでiCalに統合されていた「To Do」も「リマインダー」という独立したアプリに置き換えられた。

そのうちカレンダーについては、通知センターに対応したほかは従来のiCalから大きな変更はない。ただしイベントの日付を設定する際に日付ピッカーが表示されて入力しやすくなったなど、細かい改良は随所で行われている。

Mountain Lionの「カレンダー」。イベントの日付を設定する際に日付ピッカーが表示されるようになり、入力しやすくなった

リマインダーについては、iOSの同名アプリと見た目や使い勝手はほぼ同じ。Mountain Lionならではの機能としては、リスト名の下にミニカレンダーを表示できる点、サイドバーのリスト名をダブルクリックすることでリストごとにウインドウを切り離せる点などがある。

「リマインダー」の画面。リストの下にミニカレンダーを表示できる

リマインダーのサイドバーのリスト名をダブルクリックすると(画面左)、そのリストを独立したウインドウで表示できる(画面右)

ちなみに、複数リマインダーリストを作成している場合、サイドバーのリスト名をクリックすると表示するリストを切り替えられるが、トラックパッドやMagic Mouse上で左右にスワイプしても切り替えられる。このあたりの直感的な操作性もiOS譲りだ。

トラックパッドやMagic Mouse上で左右にスワイプすると、リマインダーのリストを切り替えて表示できる