ソフトバンクモバイルの2012年夏モデルのスマートフォンのうち「ARROWS A(エース) 101F」と「AQUOS PHONE Xx(ダブルエックス) 106SH」はともに人気シリーズの最新機種で注目度が高い。この2機種、スペックや機能を見比べてみると共通点が多いのだ。そのためどちらにしようか決めかねているユーザーも少なくないことだろう。

そこで本稿では、ARROWS Aの使い勝手を紹介しつつ、AQUOS PHONE Xxと「どこが違うのか」についても触れていきたい。ちなみにAQUOS PHONE Xxについては、前回レビューを行った。そちらが参考になれば幸いだ。

1.5GHzデュアルコアCPUを搭載したARROWS A 101F

外観の違いは?

ARROWS A 101F(富士通モバイルコミュニケーションズ製)は、ディスプレイに約4.3インチQHD(960×540ドット)の有機EL「NEW AMOLED plusディスプレイ」を搭載したAndroid 4.0搭載スマートフォン。サイズは約64×130×9.9mm、重さは約138g。カラーバリエーションはシアン、マゼンタ、ブラックの3色で展開する。ARROWS AとAQUOS PHONE Xxの2機種の本体サイズおよび重さを比べると、ARROWS Aの方がわずかにコンパクト。だが、手に持ったときに感じるほどの差ではない。

ディスプレイサイズと解像度に関しては、約4.7インチHD液晶(1280×720ドット)のAQUOS PHONE Xxに軍配が上がる。普段から動画を楽しむことが多いのであれば、ディスプレイは大きく高解像度であるに越したことはない。ただ、ディスプレイの発色など好みの問題もあるだろう。本稿で言えることは、ソフトバンクショップや家電量販店で2機種を見比べた際は、まずディスプレイの見映えに注目してみよう、ということだ。

本製品には卓上ホルダー、充電micro USB変換アダプタが同梱される

Android OS 4.0搭載のスマートフォンとしては珍しく、ディスプレイ下部にメニュー、ホーム、戻るの物理キーを搭載している