ノルウェー産ビールを飲む! フロムのビール蒸溜所「AEGIR BRYGGERI」

ノルウェービールをご存知だろうか? 日本で飲む機会は少ないかもしれないが、じつはノルウェー、ビールがおいしい国でもあるのだ。今回の滞在期間中、フロムにあるビール蒸溜所「AEGIR BRYGGERI」を訪ねることができた。

「AEGIR BRYGGERI」の外観。ノルウェーの昔からある木造家屋を元にしたつくり

ここでは20種類以上のビールをつねに蒸留している。種類豊富なビールは、蒸溜所内のレストランで試飲できるという。

筆者は5種類のビールが試飲できるセットを体験してみることに。スタッフがひとつひとつの特徴と味わいについて説明するのを聞きながら、それぞれのビールをゆっくり味わった。日本人向けのさっぱりした味わいのものから、香ばしくて濃い味の黒ビールまである。自分好みの味を探して飲む、という楽しみ方もできそうだ。なお、このセットはひとり200NOK(ノルウェー・クローネ)、日本円で約2,600円前後で試すことができる。

北欧神話をモチーフにしたロゴマーク

ここでは20種類以上のビールを蒸留している

室内は広々としてクラシックな印象

5種類のビールを飲み比べられるセット

併設のショップでビールも購入できる

ここでは、蒸溜所に併設されたショップでビールを購入することも可能だ。気に入ったビールがあれば、ぜひお土産に加えてみてはいかがだろうか?

スイーツも充実!

ノルウェーのスイーツも紹介しよう。

ヨーロッパのチョコレートはどこで食べてもおいしい。ノルウェーも例外ではなく、スーパーで買っても売店で買っても、チョコの味を外すことはまずない。ノルウェーで定番になっているチョコの中には、日本の「キットカット」に似た商品も。チョコレートの味が濃厚で、一度食べたらハマる味だ。黄色いパッケージのミルクチョコレートも味が濃厚で、ついつい食べてしまう。パッケージの裏にはノルウェーの童話が描かれてあった。

ノルウェーのどこに行っても見かけるチョコ。「キットカット」みたい

こちらもどこにでもあるチョコ。味は濃厚

ノルウェーのチョコに関して、紹介したい店舗がある。世界遺産のガイランゲルフィヨルドにある小さなチョコレート屋「Geiranger Sjokolade」だ。

「Geiranger Sjokolade」外観。三角屋根の木組みの家と自転車の組み合わせがヨーロッパらしさを感じさせる

小さな三角屋根のかわいらしい木組みの店舗では、スウェーデンから来たというショコラティエが毎日、手作りチョコを提供している。ガイランゲルをイメージしたのか、チョコを入れているパッケージは三角の形をしている。

チョコに使う素材にもこだわっていて、地元の牛乳やチーズ、果物を使うようにしているとのこと。筆者も試食したがどのチョコも美味。ノルウェー名物のブラウンチーズを使ったチョコや、ジャガイモの蒸留酒アクアビットを使ったチョコなど、ちょっと変わった素材を使ったものもあった。

チョコレートのパッケージは三角形。たくさん種類があるので迷ってしまった。フェリーの形をしたチョコも

店内にはカフェスペースもあり、チョコ以外にクッキーや飲み物も楽しめる。インテリアは水色をポイントにしているようで、見た目にもかわいらしい。ショコラティエの話に耳を傾けつつ、フェリーの出発時間までチョコを堪能してみてはいかがだろうか?

店内のイートインスペース。レイアウト上のポイントになっている水色はオーナーの好みだとか

ノルウェー国旗にちなんだ手作りクッキーも

ナイスミドルなオーナー兼ショコラティエ

最後に紹介するのは、ノルウェーではどこでも食べられる「スヴェレ」。朝食にもランチにも、デザートにも出てくる薄いパンケーキだ。ノルウェーに行ったらさまざまな場所で見かけるので、一度試してみるといいかもしれない。

デザートのスヴェレ。生クリームとジャムがぴったり

ミュールダール駅に売っていた売店のスヴェレ。ふんわりしている

ガイランゲルフィヨルドを巡るフェリーの中で食べたスヴェレ。絶景を眺めながら食べる味は格別

とくに印象に残ったのが、ガイランゲルフィヨルドを巡るクルーズでおすすめされて食べたスヴェレだった。ここではブラウンチーズを挟んだものも売っていて、ほんのり甘い独特な味のブラウンチーズがじつによく合っていた。ガイランゲルフィヨルドを眺めながら食べるスヴェレはぜいたくな味がした。