【レポート】

KDDIが5億出資した将来有望なスマートフォンアプリとは?

1 アプリのネクストスタンダードになりうるか?

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KDDIとグローバル・ブレインは31日、KDDIのコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」がフォトブック作成サービスに5億円の出資を行うと発表した。同時に、出資先と提携した有望ベンチャー企業が開発したAndroid端末向けアプリケーションを「au スマートパス」で提供開始するとしている。ここでは、記者説明会で登壇したベンチャー企業とそのアプリについて紹介しよう。

KDDIが出資したアプリ

都内で行われた記者説明会では、冒頭にKDDI新規ビジネス推進本部副本部長の増田和彦氏が登壇した。同氏は「スマートフォン全盛の時代になり、モバイル向けサービスの形態も変わってきた。昔はキャリアが作り込んでから提供していたが、現在は既存のものを使い早く手軽に活用するのが主流になった」と分析する。KDDIとしてもパートナー企業の強みを迅速に活かせるフローを構築・活用し、出資・投資を伴う案件であってもスピード感をもって展開していく考えだという。

登壇し概要について説明するKDDI新規ビジネス推進本部副本部長の増田和彦氏(写真左)

「KDDI Open Innovation Fund」は2012年2月1日に設立された50億円規模のコーポレートべンチャーファンド。同ファンドは今回、フォトブック作成サービスを展開する「TOLOT」への5億円の出資を明らかにした。

また、KDDIは出資企業との提携第一弾として「TOLOT」のほか、個人間取引サービスを展開する「ジモティー」、デジカメプリントサービスを提供する「しまうまプリントシステム」の各社がリリースする専用アプリを8月1日から順次auスマートパスで利用可能にする。

TOLOTのコンセプト

TOLOTは、オンライン上で簡単にフォトブックの作成・注文ができるパーソナル・パブリッシング・サービス。専用のスマートフォンアプリ「TOLOT 500円フォトブック for au」を使えば、画面上で順番に写真を選んでいくだけでフォトブックを作成でき、注文することができる。

フォトブック作成サービスを展開するTOLOT

登壇したTOLOT代表取締役社長の末松亜斗夢氏は、同社のサービスを「コンピュータと紙の良さをつなぐ新しいパーソナル・パブリッシングのプラットフォームになるもの」と説明する。同氏によれば、日本のフォトブックサービス市場は欧米と比べるとまだまだ規模が小さいという。「人々のライフスタイルを変えてしまうような、新しいフォトブックサービスを展開していきたい」と力強く語った。

登壇しサービスの概要を説明をするTOLOTの末松亜斗夢氏

フォトブックはA6文庫本サイズ、64ページの体裁で自由にテキストが添えられるほか、オリジナルのテンプレートを利用すれば作品集やオリジナル手帳、ノート、メッセージブックなどとして仕上げることも可能だ。

テンプレートを利用してオリジナルの手帳を作成したり、あるいは全ページを旅行の写真にしたりと、ページのレイアウトに関してユーザーの自由度が高い

送料は無料、1冊500円(消費税込み)でサービス展開している。印刷機・製本機は業界最上位機種を利用。説明員によれば、極限までオートメーション化し人件費を削減したことで、質の高いフォトブックを低価格で提供できるようになったのだという。

1冊500円という破格の安さで提供する(写真左)。デジタル印刷機にはHP社製の最上位機種「HP Indigo7500」を使用している

TOLOT 500円フォトブック for auアプリの利用画面

アプリを使えば、スマートフォンに登録済みの連絡先へフォトブックを郵送することが可能になる。決済はクレジットカードやauかんたん決済などに対応している

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目次
(1) アプリのネクストスタンダードになりうるか?
(2) KDDI出資企業と提携したサービスとは?
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