GIGABYTEからもThunderboltマザー

GIGABYTEの「GA-Z77X-UP5 TH」「GA-Z77X-UP4 TH」は、同社としては初のThunderbolt搭載マザーボード。両モデルとも、バックパネルにThunderboltポートを2つ搭載しているのが特徴で、デイジーチェーン接続により、最大12台のThunderbolt機器を接続できる。ソケットはLGA1155。価格は、UP5 THが25,000円前後、UP4 THが19,000円前後だ。

上位モデルの「GA-Z77X-UP5 TH」。無線LAN+Bluetoothカードも付属する

Thunderboltを2ポート装備。まだそこまで必要ないかもしれないが…

下位モデルの「GA-Z77X-UP4 TH」。コストパフォーマンスが高い

両モデルとも、mSATAスロットをオンボード搭載(SSDは付属しない)

この「UP」シリーズは、電源回りが強化された「Ultra Durable 5」を搭載したマザーボードの新シリーズ。お馴染みの2オンス銅箔層などに加え、CPU電源回路には「IR3550」チップなど高効率の部品を採用することで、基板の温度を最大60℃低下することができたという。温度が低下すれば、その分、長寿命化も期待できる。

なお、「オーバークロック1年修理保証」が付くのも両モデルのポイント。通常、オーバークロックは自己責任で行うものであり、その結果として製品が故障しても、保証の対象外となってしまう。オーバークロック機能を謳う製品は多いが、こうした点が障害となり、オーバークロックを躊躇う初心者も多いだろう。

なんとオーバークロックで壊れた場合も保証の対象となる

この保証は、オーバークロックによりマザーボード本体が壊れた場合でも、1年間、無償で修理することを保証するもの。対象となるのはマザーボードだけで、CPUの破損はサポート外となるが、初心者でもオーバークロックに手を出しやすくなる面白い試みだと言えるだろう。

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