日本エイサーの「Aspire S5(型番:S5-391-H74U)」は、スリムなボディが特徴の13.3型ワイド液晶のUltrabookだ。本体の高さは最薄部で約11.2mm、最厚部でも15mmとかなり薄く、重量も1.2kgと軽い。CPUには第3世代Intel Core i7-3517U(1.9GHz)搭載と、マシンパワーも十分だ。この物欲を刺激する魅力的な「Aspire S5」について、特徴と使い心地を解説しよう。

■主な仕様 [CPU] Intel Core i7-3517U(1.9GHz) [チップセット] Mobile Intel HM77 Express [メモリ] 4GB [ストレージ] 256GB SSD [グラフィックス] Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵) [ディスプレイ] 13.3型ワイド(1,366×768ドット) [バッテリ駆動時間] 約6.5時間 [OS] Windows 7 Home Premium SP1 64bit版 [本体サイズ/重量] W324.4×D227.3×H11.2~15mm/約1.2kg [店頭予想価格] 150,000円前後

MacBook Airより軽くて薄いボディ

Aspire S5でもっとも目を引くのが、薄くて軽い本体のデザインだ。フットプリントはW324.4×D227.3mmとA4用紙よりひと回り大きい程度で、13.3型ワイド液晶搭載のUltrabookとしては一般的なサイズ。しかし、本体の厚みが最薄部で11.2mm、最厚部でも15mmと、ほかのUltrabookの中でもかなり薄い。アップルのMacBook Airでさえ最厚部は17mmあるので、現状ではトップクラスの薄さと言えるだろう。

重量が約1.2kgと軽いのも魅力。ちなみに13.3型モデルのMacBook Airは1.35kgだ。最軽量とまではいかないが、持ち運びやすさは抜群。

本体の高さはわずか11.2~15mmで、思わず「薄っ!」と叫びたくなるほど。斜めにカットされたようなエッジのデザインにより、手にした時の薄さがさらに強調される

ACアダプタとケーブルの重量は実測値で300g。本体とあわせても約1.5kg程度しかなく、サイズもコンパクトで持ち運びやすい

本体のカラーはブラックのみ。天板に施されたヘアライン加工によって光の反射が抑えられ、落ち着いた高級感をかもし出している。パームレストとキーボードのキー周辺もヘアライン加工になっており、デザインへのこだわりを感じさせる。

Aspire S5の天板部分、ヘアライン加工による非光沢の仕上がりが高級感を感じさせる(写真左)。センターのロゴは鏡面仕上げだ(写真右)

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