【レビュー】

AndroWireレビュー - スマホ×サウンドカードで多重録音に挑戦!! (前編)

近藤謙太郎  [2012/07/17]

子どもの頃、テープデッキを使って自分の歌声を録音し、それを再生させながら別のパートを歌い、「ひとり二重唱」をして遊んだ経験がある。歌っていたのは「もみじ」や「かえるのうた」である。懐かしい思い出だ。時は移り、いまやスマートフォンひとつで簡単に高音質の録音が行える時代になった。そこで、スマホの録音機能を利用して多重録音をしてみよう、というのが本稿の趣旨。前後編と2回にわたり解説していく。

本レビュー記事は、Android情報を専門に取り扱う僚誌「AndroWire」の連載『自腹ガジェット道場』を再構成したものです。

U-PHONO UFO202はこんな製品

多重録音の方法はいたって単純。演奏をスマートフォンで録音し、PC上で合成するだけだ。今回、レビューに用いた機器は、ドイツのBEHRINGER社が販売しているUSB接続のオーディオインターフェイス「U-PHONO UFO202」である。

BEHRINGER社製「U-PHONO UFO202」

実はこちらの製品、LPレコードやカセットテープの音源をスピーカーに出力したり、それら音源をPC上で疑似デジタル化したり、あるいはPCのサウンドカードの代わりに使用できたりと、様々な用途に対応しているスグレモノ。PCで使える便利なフリーソフトを詰め込んだCDまで同梱されており、そこらへんの心遣いも嬉しい限りだ。実売価格は3,000円程度。

U-PHONO UFO202の製品イメージ。サイズは約22×88×60mmと手のひらに収まる大きさで、重さは120gと軽量。PCのUSB端子から電源をとる

製品上部にはRCA入力/出力端子、PHONO端子、LINE/PHONO切り換えスイッチを備える(写真左)。下部にはヘッドフォン出力とボリューム調整がある

本製品を中継にしてカセットデッキやレコードプレイヤーをPCとつなげば、アナログ音源をPC上で疑似デジタル化することもできる

フリーソフトとAndroidアプリで下準備 (1)

さて、ここからは多重録音の手順を解説する。はじめにスマートフォンとPCの下準備が必要なので紹介しよう。

スマートフォンのマーケットには高音質録音が可能な「PCM録音」アプリなど、複数の良質な録音アプリが存在する。それらを使って録音し、ファイルをPC上で合成しても良い。しかし、これではひと手間、ふた手間かかってしまう。そこで今回、紹介するのは「集音マイク」アプリを使った方法である。

これを使って、スマートフォンをマイク代わりにしてしまおうというのだ。マイク端子のないPCでも、スマートフォンとPCの間にU-PHONO UFO202をかませることで対応できる。また、もともとマイク端子のあるPCでもU-PHONO UFO202を経由することで、より高音質で録音できるようになる利点がある。

仕組みと接続例。市販のコードを使い、スマートフォンとU-PHONO UFO202をつなぐ

集音マイクアプリでは、サンプリングレートの選択/ボリュームの調整が行える。バックグランドでも実行できるので、起動させたら液晶は消灯しておいて構わない

*  *  *

前編では、スマートフォンで多重録音を楽しむために必要な機器として、「U-PHONO UFO202」について解説した。後編では、多重録音の手順について説明していく。手軽に多重録音が楽しめるスマートフォンの「集音マイク」アプリを使った方法を紹介するので楽しみにしてほしい。

(記事提供: AndroWire編集部)

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