朝や夕方放送のアニメに比べて自由度の高い作品が多く、大人たちから支持されている深夜アニメ。今回は、少し昔にさかのぼって2008年に放送された深夜アニメの中から「成功したと思う作品」を※アンケートで聞いてみた。今回はアンケートの中で「自分はオタクではない」と回答した非オタ視聴者によるランキング結果を発表する。

◆非オタ479名が評価する2008年度の深夜アニメはこれだ!(複数回答)

1位『のだめカンタービレ 巴里編(パリへん)』20.7%
2位『ゴルゴ13(サーティーン)』15.9%
3位『夏目友人帳』8.6%
4位『イタズラなKiss』6.9%
5位『とらドラ!』6.3%

 1位に躍り出たのは、クラシック音楽をテーマにしたラブコメ『のだめカンタービレ』の第2期。二ノ宮知子氏原作による作品で、テレビドラマ化や実写映画化もされ爆発的な人気となった。「ドラマを見ていたのでアニメならではの進行が新鮮で面白かったです」(まっちゅ/男性/25歳/その他/その他)と、ドラマをきっかけに見るようになったという人が目立ったのは、さすが非オタクというべきか。また1期に比べて「おバカさがパワーアップしていた」(トラフグ/男性/31歳/小売店/販売職・サービス系)という意見もあった。

 2位は小学館「ビッグコミック」での連載40周年を記念して初のテレビアニメ化となった『ゴルゴ13』がランクイン。ゴルゴ13ことデューク東郷役を舘ひろしが演じたことでも話題になったように、とにかく「渋すぎてかっこ良かった」(こあら/女性/31歳/自動車関連/秘書・アシスタント職)というコメントが最も多かった。このほか「主人公がミステリアスな仮面に包まれているところが面白かった」(イエローマン/男性/50歳以上/その他/その他)と、ベールに包まれた設定に魅力を感じた人も多いようだ。

このように、2008年度の深夜アニメはガチオタと非オタの間でランキングが大きく入れ替わる結果となった。今年(2012年)の深夜アニメはどのような評価に分かれるのか楽しみである。

※アンケート
調査時期:2012年4月20日~4月27日
調査対象:マイナビ ニュース会員
調査数:男女664名
調査方法:インターネットログイン式アンケート