はじめに

今回は、ExcelからFacebookを利用します。ブラウザでは煩雑な操作や投稿の表示も、必要な情報をワークシートに集約することにより、操作性と一覧性が向上します。動作確認は、Windows 7、Excel 2010、VBA 7.0およびWindows XP、Excel 2007、VBA 6.5で行っています。

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図1.完成サンプル

今回の作例では、以下の操作が可能になります。

表1.操作とできること

操作 できること
[ニュースフィードを表示]ボタンをクリック ニュースフィード画面を表示
つぶやきを入力して[ウォールへ投稿する]ボタンをクリック 投稿
【投稿】セルをダブルクリック 「いいね!」
つぶやきを入力して【投稿】セルをダブルクリック コメント

Facebookの利用について

Facebookのアカウントがない場合は取得しておいてください。クライアントPCからFacebookを利用するためのAPIは「Facebook Graph API」です。利用にあたっては、以下の準備が必要です。

  1. アプリの登録と設定
  2. ユーザIDとアクセストークンの取得

なお、FacebookのレスポンスはJSON形式になっていますので、第13回のJScriptの記事も必要に応じて参照してください。

アプリの登録と設定

以下の操作では途中、メールアドレス、パスワード、CAPTCHA文字の入力などを必要に応じて、行ってください。まず、以下のURLにアクセスします(Internet Explorerでは、一部正常に操作が行えない場合があるようです。その際は、他のブラウザをお使いください。)。

http://developers.facebook.com/

図2.Facebook開発者トップ画面

[アプリ]タブをクリックします。

図3.アプリの画面

アプリの画面では、[新しいアプリの作成]をクリックして、表示されるダイアログで、[App Display Name]欄にアプリの名前を入力し、[続行]をクリックします。

図4.アプリ-基本設定画面

App ID、App Secretが表示されますが、今回は必要ありません。

続いて、左ペインの[詳細設定]をクリックします。[App Type](アプリの種類)は既定で[ウェブ]になっていますが、今回はExcelで利用しますので、[Native/Desktop](デスクトップアプリ)をチェックし、画面の一番下までスクロールして[変更を保存]ボタンをクリックすれば、アプリの登録と設定は完了です。

図5.アプリ-詳細設定画面