――あらためて第2期で、自分の演じるキャラクター以外で気になるキャラクターを教えてください(カッコ内は第1期のときに気になったキャラクター)

三上(京子と綾乃)「最近は、京子ちゃんがすごく気になります。京子ちゃんは物語が進む上で、ごらく部を引っ張っていく、主役っぽい(笑)、存在だと思うんですよ。その分、生徒会のチームと絡むことがすごく多く、もちろん、ごらく部のひとりひとりとも絡むことが多いので、いろいろな人とカップリング要素が生まれやすいキャラクターだと思っています。結衣京はもちろん、京綾はもちろんですが、ちなつと京子ちゃんだったり、千鶴ちゃんとも1期のときはすごくいい感じだったので、本当に妄想がはかどるキャラクターだと思って、最近はすごく気になっています。今日はどこの誰と一緒に京子ちゃんはキャッキャウフフしているのだろうって、台本を開くたびにちょっと楽しみになっています」

大坪(綾乃)「2期で気になるキャラクターは(あかりの姉の)あかねさんです(笑)。本当に、まだかまだかと心待ちにしています。あかりやほかのキャラクターとどんな絡みをするんだろうかって、すごく気になっています」

津田(千歳)「(大坪にじっと見られて)何か熱烈な視線を感じますけど(笑)、櫻子がすごく可愛くて、もう何だこの可愛い生き物はっていうぐらい可愛いんですよ。実際、自分の妹にいたら、すっごく殴りたいなって思うんですけど(笑)。勝手にプリン食べるし。でも、英美里さんが演じているのを間近で見ていると、本当に可愛くて、先ほどの京子じゃないですけど、『櫻子だったらいいか』って感じです。何かおバカが突き抜けているのがいいですよね。中途半端じゃなくて。ツッコミとしては突っ込みたくてしょうがないのですが、向日葵ちゃんがいるから、私は京子に突っ込むんですけど」
大坪「何それ(笑)」
津田「すごく可愛いなって思って見ています」

大久保(櫻子)「櫻子ちゃんもすごく可愛くて好きなんですけど、今この取材を受けていて、綾乃がすごく気になりました。『ゆるゆり』のヒロインは綾乃だなって思っているのですが、ちなつをヒロインの座に押し入れたいので……(笑)」
加藤「目の上のたんこぶみたい(笑)」
大久保「でも、咲さんの話を聞いていると、ツンデレで、京子に引っ張られて成長をし始めていて、ちょっと引っ込み思案だけど、可愛くて、甘いものが好きで、乙女チック。本当に乙女要素しかないので、『あれ? これは勝てないのかな』って……」
藤田「ヒロインだけど、プリンを奪われて、ガッデムみたいになってるよ(笑)」
大久保「ただ、4話では、ヒロインなのに鼻をかんでいるシーンが多いんですよ。こんなに可愛いヒロインなのに鼻を噛むシーンを出しちゃうんだ、みたいに、すべてが許されている感じですね、綾乃ちゃんは。やはり、ちなつはごらく部の中のヒロインで、『ゆるゆり』全体のヒロインの座は、京子が主人公だと考えるとやっぱり綾乃かな……」
三上「ちょっと、あかりは?」
大坪「いえーい(笑)」
大久保「綾乃ちゃんは、元々すごく好きなのですが、2期では特に気になっています。もっといろいろな顔を見せてほしいので、綾乃ちゃんをすごくプッシュしたいです」

藤田(あかり)「あかりはもちろん2期でも頑張っていて、素敵だなと思っている……」
三上「ありがとうございます!」
藤田「のですが(笑)、2期になって、さくひま(櫻子と向日葵)がかなり来ていて、2人の関係性が見えてきたとき、向日葵の立ち位置が、ちょっと綾乃の立ち位置と似ている気がしました。すごく奔放な京子、櫻子に振り回される、綾乃、向日葵の常識人といった感じで、立ち位置が似ているので、すごく向日葵の背中を押したいというか、頑張れっていう気持ちになりました。向日葵ちゃんには、中学生にはない包容力があり、何であんなに達観しているんだろうって……。そういう感じで気になっています」

豊崎(結衣)「あかりちゃん……と言いたいところなんですけど(笑)、千歳を演じさせてもらって思うのは、ツンデレの子が周りに多いのですが、どうやら千歳はツンデレの子が好きなんですよね。綾乃ちゃんしかり、『別にうれしくなんかないんだからね』って言っているところから、ぶわーって妄想が始まるので、たぶんその辺りがスイッチになっているようです。そうなると、生徒会のメンバーは、千歳以外、形はちがうけれど、みんなツンデレなので、たぶんハーレムなんだろうな(笑)。そんな中でも、本当に私もさくひまがすごく可愛くて、2人のエピソードが大好きです。1期だと向日葵は、櫻子と一緒になって、対等な関係で喧嘩していたのですが、2期では何かちょっとだけお姉さんになった感じで、その辺りは、第2の綾乃ちゃんを見ているようで、可愛くてしょうがないです。櫻子のおバカさ加減が炸裂しているのも、そこに甘えられているからなのかなって思うと、向日葵はちょっといい女子になった気がして、好きです」

加藤(千歳)「千歳も気になっているんですけど、2期になってからは、綾乃が気になります! 2期になって、より素直さが増している感じで、あまりにも純粋すぎる綾乃がすごく可愛いです。表情や口では『そんなことないわよ』って言うけど、その態度に表れているものが素直なものでしかなくて、取り繕っていても取り繕えていない綾乃がすごく可愛いなって思います。京子に対する愛も2期になって増し増しになっている感じで、すごく気になっています」

三森(あかり)「……あかりちゃんだったんですよね(笑)」
一同「(笑)」
三森「あかりちゃんももちろん可愛いのですが、ゆるゆりのキャラはみんな可愛いので選べないんですけど、最近はやっぱり櫻子がすごく自分の中でも大好きで、振り回されている感と言いますか、演じていると自分が向日葵と一体化して、櫻子に毎週1回は振り回されているのがちょっとうれしい、みたいな感じ、今日はどんな風に振り回してくれるんだろうって思いながら、いつも演じています(笑)。櫻子には、けっこう幼稚な面が2期になってたくさん出てきていて、バカというとマイナスな感じですけど、いい意味でバカ、おバカさんなので、そんな子が幼馴染でいたら、きっと私も向日葵と同じようにしちゃうだろうなって思うと、もう大好き過ぎて、堪らないですね」

津田「さくひまブームだよ」
三上「ブームですよ」

――CDも絶賛発売中です

加藤・三森「よろしくお願いします(笑)」

――それでは第2期の見どころを教えてください

三上「2期でもやはり見どころは"百合要素"だと思います。1期のときは、それぞれのキャラクターの関係性だったり、特徴だったりがすごく丁寧に描かれていたんですけど、2期ではそれを踏まえて、誰が誰を想っているなどの、シチュエーションやシーンが描かれていて、さくひまだったり、京結衣だったり、京綾だったり、いろいろなカップリングが楽しめる要素が盛り込まれているので、あかりを演じている私としては、ぜひあかねさんと、お姉ちゃんですけど、何かあればいいなと思いながら(笑)、今後の展開をすごく楽しみにしています」

大久保「1期で『ゆるゆり』という作品をいろいろな人に知っていただき、コミックスを買ってくださった方もたくさんいらっしゃると思うのですが、2期になって、いろいろな人から『あの話もあるのかな』『この話はあるのかな』って言われることが多いので、どの話が来るのかを楽しみにしてほしいなって思います。あと、生徒会の皆さんや、スタッフの方々、たくさんのキャストさん、ファンのみなさんに支えられて、ごらく部も1年前よりパワーアップしておりますので、そこもぜひ皆さんに温かく見守っていただければうれしいです」

(次ページへ続く)