通知センター、Power Nap、AirPlay Mirroringなどの新機能

iCloudの次に紹介されたのが「通知センター」で、これはメールやカレンダーなどの新着を通知する機能のこと。新着受信時に、画面右上に小さく通知が現れるほか、トラックパッドを左にスワイプすると一覧を表示できる。

通知機能の強化も、Mountain Lionの特徴の1つ

新着の情報があると、画面右上に通知が表示される。一覧はトラックパッドを左にスワイプすると現れる

また、「Power Nap」という新機能も搭載された。これは、Macがスリープ状態になっているときに、メールや連絡先などの同期を行う仕組みのことだ。アップデート時にには、Time Machineで自動的にバックアップを作成する。

スリープ時に各種更新作業を自動で行う「Power Nap」

このほか、AirPlay Mirroringや音声入力、TwitterやFacebookなどへの共有、Safariの高速化などがFederighi氏によって紹介された。Safariについては、ピンチでタブが一覧表示される機能が追加され、iPhone、iPadで開いているタブをiCloudを介して共有することも可能だ。

「AirPlay Mirroring」や「GameCenter」にも対応する

音声入力や、Twitterなどのソーシャルメディアへの共有機能も実装された

SafariはJavaScriptの実行をさらに高速化。検索機能が強化され、iCloudで開いているタブを共有することも可能になった

リリースは7月、日本での価格は1,700円

Mountain Lionは7月にリリース予定で、価格は1,700円(19.99ドル)。Mac App Storeで配信され、WWDCのキーノートで紹介された新しいMacBook AirやMacBook Proについては無償でアップデートされる。

Mountain Lionには今回のデモで紹介されなかった新機能も多数。新機能は全部で200を超えるという

7月リリース予定で価格は19.99ドル。日本での価格は1,700円。開発者向けの最新プレビュー版は同日公開された

以上がFederighi氏によるOS X Mountain Lionの紹介の内容。2月に開発者向けプレビュー版が公開された時点ですでに明らかになっていた情報もあったが、7月のリリース予定と価格が正式に発表となったことで、ますます期待は高まる。Federighi氏のパートに続く、iOS担当のScott Forstall氏によるiOS 6のプレビューは「【レポート】WWDC 2012 - Siriの機能拡張&iPad対応、マップ刷新など新機能盛りだくさんの「iOS 6」」でご紹介する。