2012年4月より放送開始となったTVアニメ『あっちこっち』より、御庭つみき役の大久保瑠美と春野姫役の福原香織がパーソナリティを務めるWEBラジオ「大久保瑠美・福原香織のあっちこっちステーション」の公開録音が2012年5月12日に開催された。

(写真左より)大久保瑠美、岡本信彦、福原香織

多数の応募者の中から抽選で選ばれたおよそ120人が集まる会場に、まずはパーソナリティの大久保瑠美と福原香織が登場。「袴を着たかった」と残念な表情の福原だったが、2人の春らしい装いに会場からは大きな歓声が上がる。そして、今回の公開録音では、ラジオが始まって以来、2人目のゲストとなる音無伊御役の岡本信彦が参戦。台本に書かれていた通り"颯爽"とステージに登場し、会場を大いに盛り上げる。

オープニングトークでは、TVアニメ『あっちこっち』の監督を務める追崎史敏氏からのメールを紹介。漢字に弱い福原のため、文章内の漢字にすべてルビがふるという監督の優しさ(?)に、岡本は「残りの収録の台本もすべてルビがふってあるかも(笑)」。

音無伊御を演じるにあたり、気をつけているのは「声がすごく小さい」ところだという岡本。「距離感無視の法則で喋っているので、ちゃんと会話が成立しているのかが不安」だという。また最初は、伊御が天然なのにカッコいいセリフを言うのは"計算"だと思っていたが、演じているうちに"受け狙い"という結論に達したとのこと。つまり伊御的には滑っているということだが……。

そのほか、「真宵は妖怪である」というネタや、印象に残っているシーン、読者からの「によによエピソード」で盛り上がった後、今回の公開録音におけるメインコーナー「ツンデレ研究所」に突入する。

このコーナーは、番組から出されるシチュエーション、キャラ設定、あらすじをもとに、一方が会話を振り、もう一方がツンデレで返すというチャレンジ式ツンデレ即興芝居で、「ツンデレスイッチ」が入ると、チャレンジャーのツンとデレが切り替わるというもの。

公開録音の前に、戌井榊役の浅沼晋太郎と特典CDの収録で挑戦し、その難易度の高さに、大久保と福原の2人を見直したと言う岡本だったが、結局、公開録音でも「25歳のツンデレ彼女・信子」や「ツンデレメイド・信にゃん」を演じることに。大久保や福原のめちゃブリに応えつつツンデレ役を演じきった岡本に、会場からも大きな拍手と歓声が贈られた。

番組内で使用されたフリップとともに

(C)異識・芳文社/あっちこっち製作委員会