今年の「BASELWORLD 2012」で発表され注目を集めた、シチズン「アテッサ」25周年記念限定モデル第1弾が18日、いよいよ発売された。これに先立ち、シチズンは都内でプレス向け発表会を開催し、25周年モデル3種と今後の展開戦略を発表した。

発売されたばかりの「アテッサ」25周年記念限定モデル第1弾。デザインテーマは「閃光」で、ベゼルはドーナツ状のサファイアガラス

「アテッサ」25周年記念限定モデル第2弾。デザインテーマは「光線」。第1弾同様、ベゼルのほかブレスにもデュラテクト処理が施されている

「アテッサ」25周年記念通常モデルのデザインは、限定モデル第2弾とほぼ共通。こちらは個数設定は設けられていない

「アテッサ」がシチズンのブランド価値づくりを担う

このほど発売されたのは、光発電エコ・ドライブ搭載世界4エリア受信電波時計「アテッサ」の25周年記念限定モデル第1弾。スペックや価格は「BASELWORLD 2012」で発表されたものから変更はない。ダイヤルにスペシャルデザインのローマンインデックスを採用、サファイアガラスベゼル、チタン素材に約5倍の硬度効果を与えるデュラテクト処理を施したケースやブレス、りゅうずのみの簡単操作で世界26都市の時刻に切り替わる「ダイレクトフライト」機能などを搭載。さらにスペシャルボックスも付属する。価格は16万8,000円で、1,500個の限定販売。すでに多くの予約が入っているという。

6月7日には、「アテッサ」25周年記念限定モデル第2弾および25周年記念通常モデルが発売となる。こちらはアップライトなバーインデックスと立体的な3つのインダイヤルリング、装着感を高めるツノ足構造のケースが特徴的なデザイン。チタン製のケースおよびブレス(一部を除く)にデュラテクト処理を施したスペシャルボックス付き限定モデル(限定1,000個)と、ベゼルにのみデュラテクト処理を施した通常モデル(限定数なし)の2種類が用意される。

限定モデルのバックには、サファイアガラス製の25周年エンブレムが入る

6月発売の記念モデル2種のロゴは風防ガラスに印刷。浮遊感のある立体的なデザインがおもしろい

今回の25周年を機に、「アテッサ」はシチズンのブランド価値づくりを担っていく、と同社執行役員 国内時計事業部 事業部長、志摩祐一郎氏は語る。2012年のコミュニケーション戦略として、「ブランド価値向上」「ATTESAファンの拡大」「もっと"選ばれる"ブランドへ」の3項目を挙げ、実際に、「アテッサ」の認知度・購入対象率は増加傾向にあると語った。

国内時計事業部国内宣伝部、久保田俊央氏は前述の3モデルに加え、これまた「BASELWORLD 2012」で耳目を集めた「アテッサ」初のファッションブランド・コラボレーション「アテッサ × mastermind JAPAN」モデルも紹介。風防に浮かぶスカルマークが1つのバージョンと2つのバージョンの2モデルがあり、両モデルあわせて250個世界限定として発売される予定だ。価格はどちらも21万円。9月発売予定で、限定個数の内訳は未定とのこと。

なお、シチズンでは引き続き、俳優の金城武さんをアンバサダーに起用。6月から「アテッサ」の新ビジュアルを展開する予定だ。

シチズン時計株式会社 執行役員 国内時計事業部 事業部長 志摩祐一郎氏

2012年、シチズンはコンセプトショップ3店舗(大丸神戸・大丸心斎橋・大丸京都)を展開

シチズンの意気込みと製品への自信があふれる「CITIZEN=ATTESA」の文字

社内調査データでは、ブランド認知度・購入検討対象率ともに向上との結果が出ている

シチズン時計株式会社 国内時計事業部 国内宣伝部 久保田俊央氏

初のファッションブランドとのコラボ「アテッサ × mastermind JAPAN」モデル。各所にスカルマークを配した

「アテッサ × mastermind JAPAN」モデルは、風防ガラスにスカルが浮かぶ。こちらはシングルスカルバージョン

そしてこちらはダブルスカルバージョン。「BASELWORLD 2012」では撮影できなかったが、今回ははっきりと撮影に成功!

「mastermind JAPAN」とは

日本ならではのオリジナティと高品質の世界的認知という志を持つ、ラグジュアリー&カジュアルコレクションブランド。国内外を問わず、世界中のセレブやファッション関係者の間にブームを巻き起こしている。スカル&クロスボーンがトレードマーク。