サムスン電子ジャパンは14日、同社がNTTドコモ向けに提供しているスマートフォン「GALAXY Note SC-05D」の活用法をテーマにしたセミナーイベントを開催した。会場には専門の講師が招かれ、壇上で独自の活用術を披露。招待されたブロガーは、熱心にその説明を聞いていた。

第2回、第3回の連続開催となった今回はビジネス、およびファッション分野がテーマに取りあげられた。第2回に登壇したのは、ソーシャルメディアコンサルタントの熊坂仁美さん。使いはじめて2週間が経ったというGALAXY Noteの感想を「ペンで文字が書けるというのは、想像していた以上に便利だった。また、ペンで操作することもできる。フリック入力を苦手に感じる人でも、ペンが全てを解決してくれるはず」と紹介した。

GALAXY Noteの活用法を披露する熊坂仁美さん。ブロガーに向けて「手書きの面白さを味わってほしい」とアピールした

5.3インチの大型ディスプレイを採用しているGALAXY Note SC-05D。同梱されるSペンを使い、手書きのメモを書き込めるのが最大の特長だ

熊坂さんはアメリカ出張の際にGALAXY Noteを携帯し、仕事に活用したという。例えばWebデザイナーにバナーの位置を指示する機会があったが、これはWebの画面をキャプチャし手書きメモを添えることで対処した。また、地図を利用してアクセスマップを作成することで、行ったことのない土地でも移動がスムーズに行えたという。

手書きメモ機能を利用すれば、書類確認や仕事の指示、アクセスマップの作成といったことが簡単に行える

地図を取り込み、手書きでメモを添えるといった作業は数タップで簡単に行える

また、カンファレンス会場で次々に登壇する講演者を整理するために、簡易メモとして活用したという。ステージのスクリーンでは、本端末で撮った登壇者の写真と手で書かれた名前、登壇者のWebサイトのイメージが一緒になっている画像が披露された。また「手書きだと、キーボードで入力した文字とは伝わり方が違う」と話し、手書きならではの特長を活かした「お礼メッセージ」としての使い方も紹介した。

簡易メモやお礼メッセージとしての使い方などを紹介

そのほか、ソーシャルメディアへの活用方法にも言及した。SNSでは文章ばかりの投稿よりも、写真を活用した投稿の方が反応が良い。これを利用し、例えば店舗経営者が「今日はこんな商品が入っています」と当日の店内の様子を手書きメモ入りの写真で紹介することで、リアルタイムコンテンツとしての発信ができるという。熊坂さんは「手書きメモを添えれば、写真プラスワンの情報が送れる。こうした利用方法で、GALAXY Noteをビジネスの武器として使うことができる」と強調した。

SNSを使ったビジネスツールとしての利用方法

続いて、会場ではGALAXY Note Classイベントの第3回として、ファッションプロデューサーの植松晃士さんが登壇。ファッション分野でのGALAXY Noteの活用法を披露した。植松さんは本端末をファッションチェックやファッションコーディネートに利用しているという。「例えばスタイリストにワンピースを依頼する際にも、写真と手書きメモを使えば的確な指示が送れる」と話し、言葉で指示するとニュアンスが伝わりにくいケースでGALAXY Noteが活躍している事例を紹介した。

登壇するファッションプロデューサーの植松晃士さん(写真左)。イベントはMCとの対談形式で進められた

ワンピースの指示といった言葉だけでは伝わりにくい事案も、写真と手書きメモを駆使すれば的確に行える

GALAXY Noteの手書きメモ機能を使えば、手軽にファッションチェックを行うこともできる。ステージ上では、ポーズをとる女性の写真を使ってワンポイント講座が行われた。普段、SNSなどで一般の人とメッセージのやりとりをすることがあるという植松さん。MCが「SNSでファッションチェックを依頼する人が増えちゃうのではないですか? 」と問いかけると、「有料コンテンツにするわよ」と答えて会場の笑いを誘った。

ファッションチェックを行う様子

画像にハンドバックなどの小物を手描きで足すことも可能

また、服の画像を切り取ってモデルの写真と合成するといったコーディネート術も披露された。これを利用すれば、購入したい服や小物が自分に合うかどうか、事前に確かめられるという。ちなみに画像を任意の形に切り抜く作業は、GALAXY Note上で簡単に行うことができる。

切り抜いたワンピースの画像を、モデルの画像上に合成する様子

プライベートでGALAXY Sを使用していたという植松さん。GALAXY Noteの印象を「大きくて使いやすくなった。Sペンも使い心地が良く、エルメスの手帳みたいにラグジュアリーな雰囲気がある」と独特の言葉で表現した。壇上で本端末を使いこなしている姿からは、GALAXY Noteを本当に気に入って使っていることがうかがえた。

(記事提供: AndroWire編集部)