1階のリビングから2階に置かれているPCの電源を切りたい……PCのOSがWindows 7で、Android搭載の携帯電話やスマートフォンを持っていれば、そんな願いをかなえることも可能だ。本稿では、Mashableで紹介しているAndroidデバイスからWindows 7搭載のPCをリモート操作する方法を紹介しよう。

まずは、AndroidデバイスとWindows 7搭載のPCの双方に専用アプリをインストールする必要がある。AndroidデバイスにはWIN Remote、PCにはWindows Remote Serviceをインストールする。

両アプリをインストールしたら、デスクトップアプリでは必要なサービスを開始し、Androidアプリではコマンドを送信して待機しておく。

Windows 7マシン側では、WindowsRemoteService.exeというファイルをクリックして、サーバを起動する。すると、以下のような設定画面が表示される。

Windows Remote Serviceの設定画面

Androidデバイスでは、WIN Remoteのトップ画面から「Settings」-「Server Settings」を選択し、PCのIPアドレスを設定するメニュー「IP-Address」を起動し、PCのIPアドレスを設定する。PCと同じホームネットワークに接続していれば、これでWi-FiもしくはBluetooth経由でAndroidデバイスからPCをコントロールできるようになる。

WIN Remoteのトップ画面

PCのIPアドレスを設定する

以下のように、WIN RemoteからWindows 7マシンに対しては、実にさまざまなことが行える。

  • マウス操作(移動、スクロール、ピンチ・ズーム[マルチ])
  • キーボード操作(ソフトウェアキーボードと音声認識)
  • デスクトップのライブ映像の表示
  • ビデオプレーヤー、オーディオプレーヤーの操作
  • 電源設定

PC上のファイルをAndroidデバイス上で開くことやブラウザを利用することも可能になる。また、PowerpointやOpenOfficeといったプレゼンテーション形式のファイル、PDFファイルも閲覧することができる。

WIN Remoteのキーボードの画面

WIN Remoteで操作可能な電源設定

本稿では、広告が表示される無料バージョンを用いて説明を行ったが、寄付を行うことで広告が表示されないバージョンも提供されている。