Outlook/SharePointのプレゼンス情報から会話も

見逃せないのは、Outlook/Outlook Web App/SharePoint Onlineとの連携である。これらのツールでは、ユーザー情報にLync Onlineのプレゼンス情報(相手がどのような状態かを表示する情報)が表示されている。

図7: Outlook/Outlook Web App/SharePoint Onlineに表示されているプレゼンス情報

表示されているプレゼンス情報からLyncクライアントを起動することができるので、受け取ったメールやポータルで発信される情報に関して確認が必要になった場合にはすぐに相手とコミュニケーションをとることが可能だ。

また、プレゼンス情報は相手の"今"の状態が表示され、連絡が取れるかどうかをひと目で確認することもできる。一時的な離席や会議中など、応答できない理由を設定しておけば、いつごろ連絡がとれるようになるのか判断するうえでの参考にもなるだろう。

なお、プレゼンス情報は「Lync 2010 Mobile」でも表示される。移動中にスマートフォンから他のユーザーの現在の状態を確認することも可能だ。

図8 : Lync 2010のプレゼンス情報の変更とLync 2010 Mobileからプレゼンス情報を確認