皆さんはツイートの内容をどれぐらい信じているだろうか? Twitterの普及にもかかわらず、実際にはツイートがそれほど信頼されていないことを示唆する結果が米国の調査で明らかになった。Twitterで伝える重要なメッセージを信じてもらうにはどうすればよいか? 調査結果から考えてみたい。

米Microsoftとカーネギーメロン大学が行った調査によると、「フォローしている人のツイート」「人気のあるトピック」「Twitter.comでの検索経由」「汎用目的の検索エンジン経由」の4種類では、汎用目的の検索エンジンが最も信頼性が低く、フォローしている人のツイートの信頼性が最も高かった。信頼性を気にするトピックとしては、「セレブのゴシップやニュース」が最も低く、「緊急事態や自然災害」「製品の発売やセール情報」が最も高かった。納得できる結果と言える。

では、ツイートの信頼に影響する要因は何だろうか? 「自分が信頼する人がリツイートしている」が5点満点で4.08点と最も高い。以下、「ツイート発信者はその分野の専門家」(4.04点)、「フォローしている人のツイート」(4点)、「ツイートに情報源のURLが入っている」(3.93点)、「ツイート発信者の名前を知っている」(3.93点)となっている。

回答率が低かったのは、「文法や文章がおかしい」(2.71点)、「ユーザー画像がデフォルト」(2.87点)、「ユーザー画像がマンガやアバター」(3.22点)、「ツイート発信者がたくさんの人をフォローしている」(3.3点)、「ユーザー画像がロゴ」(3.37点)など。

Mashableはこの調査をベースに、ツイートの信頼性を向上する策として以下を挙げている(原題:How to Make Your Tweets More Trustworthy)。

  • オリジナルのアイコンを用意する(デフォルトの「タマゴ」をそのまま使わない)
  • フォロワーを獲得してリツイートされるようになる
  • 情報源となっているURLを入れる
  • プロフィール欄に、ツイートしているトピックと関連ある情報を記入しておく

アイコンは「設定」-「プロフィール」-「プロフィール画像」から変更できる

ソーシャルメディアの普及に伴い、ソーシャルメディア内で行き交う情報を求めるユーザーも増えている。調査では、Twitter.comでの検索機能の利用が増えていると報告している。

友人同士のやりとりでツイートを利用している分には、信頼性を気にする必要はないかもしれない。だが、マーケティングなどそれ以外の目的で利用する場合は、チェックしておいたほうがよさそうだ。