昨年9月にオープンした「カップヌードルミュージアム」(正式名称「安藤百福発明記念館」)。前回は、世界で1つだけの「カップヌードル」をつくることができる「マイカップヌードルファクトリー」などを紹介した。今回は、「チキンラーメン」の手づくり体験ができる工房「チキンラーメンファクトリー」を中心に紹介していこう。

「カップヌードルミュージアム」(正式名称「安藤百福発明記念館」)

90分間で完成する「チキンラーメン」

チキンラーメンファクトリーでは、なんとチキンラーメンを小麦粉をこねる段階から手作り体験できる。所要時間は90分間で、入館料とは別に(入館料: 大人500円 高校生以下は無料)、中学生以上500円、小学生300円が必要となる。

こちらは2人1組での作業となり、3組につき1名の指導スタッフがついてくれるので、麺からつくるといっても安心だ。「ひよこちゃん」がデザインされたオリジナルのバンダナを頭に巻き、エプロンを着用すれば気分も上がってくる。

まずは、粉に練り水を加えてざっくりと混ぜ合わせ、麺棒で押していく。1cm程の厚さにのばし、半分に折ってまたのばし……と生地をこねる作業を終えた後、袋に入れて少しの間寝かせる。この熟成の時間をはさむことで麺に適度な歯ごたえが生まれるのだそう。この時間を利用して、パッケージにオリジナルの絵を描く。

「チキンラーメン」づくりスタート。小麦粉に練り水を加えてこねる段階から始まる。麺を麺棒で押さえたあとは製麺機で生地をのばす

その後、寝かせた生地を製麺機にかけて薄くのばした後、カットの作業に。長さ20cm程度で切り揃え、100gずつに分ける。麺はスタッフの手により蒸し上げられて戻ってくる。ここにゴマ油や味付けスープをかけたのち、再びスタッフに揚げる作業をお願いする。

製麺機でカットした麺は蒸し器にかけ、味付けスープなどをかけたのちに揚げる

揚がったチキンラーメン! ちゃんと「Wたまごポケット」も!!

イラストを描いたパッケージに入れて完成

麺を揚げる場所はガラス張りになっているため、自分の麺が揚げられている様子が見える。卵をおとすための「Wたまごポケット」もちゃんとついている! 揚がった麺は、パッケージに入れて封をしたら完成。お土産として、自分でつくったチキンラーメンの他、工場でつくられたチキンラーメン、そして頭に巻いていたバンダナをもらった。自宅でチキンラーメンの食べ比べをしてみるのも楽しいだろう。

なお、こちらのコーナーは要予約。「カップヌードルミュージアム」オフィシャルサイトや電話で予約を受け付けている。