いつもはインスタントコーヒーだけど、休みの日は自分でいれるおいしいコーヒーを……という方も多いだろう。しかし、意外に自分でコーヒーを淹れるのは難しい。ここでは、やってしまいがちな「失敗」を紹介。次回コーヒーを淹れるときにはぜひ参考にしてほしい。

良質なコーヒー豆を買ってきても、保存法や淹れ方を間違ってしまっては元も子もない

コーヒー豆は買い置きする

コーヒー豆は焙煎をし、挽いた後から香りや風味が徐々に劣化していく。なので、ホールビーンの状態で買い、飲むたびに粉に挽くのがよい。もし粉の状態で買うときは、できる限り早く使い切るようにしよう。

コーヒー粉は冷蔵庫で保存する

淹れ終わったコーヒー粉を灰皿に敷き詰めて消臭、なんてことをしている人も多いだろう。そう、コーヒー粉には消臭効果がある。なので、冷蔵庫の中でコーヒー粉を保存すると、庫内のにおいを吸い込んでしまい、風味が損なわれる恐れがある。また、急激な温度変化により、容器内に水滴がつき、これをコーヒー粉が吸収してしまった場合も品質劣化につながる。

使う水は水道水で十分

よく考えてほしい。コーヒーの成分の大半は水分である。コーヒー豆にこだわるのも重要だが、水にも少し配慮をしてほしい。せっかく良質な豆を選んでも、カルキ臭のする水を使ってしまっては台無しである。ミネラルウォーターでも苦みなどが出てしまう可能性がある硬水ではなく、軟水を選ぶとよい。

ペーパードリップとコーヒープレス、同じコーヒー粉を使っている

コーヒーメーカーやハンドドリップで使用するペーパーフィルターは、とても目が細かい。なので、使用するコーヒー粉は細かめに挽いたコーヒー粉がちょうど合う。一般的に、店舗で豆を挽いてもらうとペーパーフィルター用に細かく挽いてくれることが多い。しかし、コーヒープレスはフィルターの目が粗いため、同じコーヒー粉を使うと、淹れたコーヒーに微粉がたくさん混じってしまう。コーヒープレスには、少し粗めに挽いたコーヒー粉を使うようにしよう。