起業する際、最初に行う作業の1つが電子メールアドレスの取得だろう。簡単そうに見える作業だが、注意すべきポイントがいくつかある。SMB向けにビジネスコンサルを行うBarry Moltz氏がOpenForumで、「Is Your E-Mail Address Destroying Your Business?(電子メールアドレスが企業をダメにしていませんか?)」という記事で、ビジネスに有効なメールアドレスについてアドバイスしている。

Moltz氏によると、電子メールのアドレス1つで事業成功のチャンスを失うこともあるという。「今や、ビジネスコミュニケーションで最もよく使われる手段が電子メールだ。ふさわしくないアドレスは危険だ」と警告する。では、ビジネスにふさわしい電子メールアドレスとはどのようなものだろうか? 以下、Moltz氏が勧めるビジネスにふさわしいメールアドレスのポイントを5つ紹介しよう。

(1)短く、入力しやすい

Moltz氏は悪い例として、"Chloe Noemieskiberg"といった長い名前の人が、電子メールアドレスにフルネームを入れることを挙げる。日本人の名前にも長くて入力しにくい名前がありそうだ。Moltz氏はChloe Noemieskibergのような長い名前の場合、ChloeのCとNoemieskibergの最初の3文字(noe)をとって、「cnoe@・・・」とすることを提案している。企業によっては、姓と名のフルネームが原則のところがあるが、母音だけ抜き出す、最初の3文字を入れるなど短くするよう推奨している。

(2)覚えやすい

(1)のアドバイスと重なるが、覚えやすい電子メールアドレスなら、相手は気軽にコンタクトを取ってくれるだろう。これは@以下のドメインにも言えることだ。Moltz氏は「.com」「.org」「.edu」などのドメインを推奨している。日本なら「.co.jp」「.jp」も入るだろう。ドメインを取得する際、難しくない名前を探したい。これは、企業名を考える時から配慮すべきこととも言えそうだ。

(3)ドメインを取得する

Hotmail、GmailなどのフリーのWebメールもふさわしくない。Gmailを利用するとしても、「@mynavi.com」のようなドメインを利用して自動転送してもよいし、GoogleAppsは独自ドメインも使うことができる。

理由は明快だ。「barry9199@hotmail.com」と「barry@sullivan.com」、どちらがプロフェッショナルに見えるだろう? 名刺に「barry9199@hotmail.com」と印刷されていた時、プロフェッショナルな感じがしないし、いかにも「零細企業」「信頼できない」といったイメージを持たれてしまうのではないだろうか?

(4)ふざけた名前はNG

「メールアドレスで遊ぶのはやめたほうがよい」とMoltz氏。「Thewishmaster@sishingwell.com」というのがMoltz氏の挙げるNGの例だ。電子メールは電子的な郵便箱であって、マーケティングの場ではない、ということらしい。

(5)実名

Facebookの普及によりネットも実名社会になった。メールアドレスも顔がイメージできない「info@・・・」「service@・・・」といったものはできるだけ避けたい。潜在顧客やビジネスパートナーが、きちんと読んでもらえないと思いコンタクトを取るのをやめてしまいそうだ。名前を入れたメールアドレスを作り、関係者全員が受け取るように設定しよう。相手はグッと親近感や信頼が増すはずだ。